UPDATE1: アジア通貨動向(15日)=総じて小幅安、米利下げ観測後退で
[シンガポール 15日 ロイター] 15日のアジア通貨市場は、総じて小幅安。米連邦準備理事会(FRB)が今月利下げを実施するとの見方が後退し、米ドルを支える要因となっている。
マレーシアとインドネシアの市場が祝日で休場のため、引き続き商いは薄い。
フィリピン中銀がペソの上昇を抑制するために、米ドル買い介入を行っているとの見方が広がっている。ペソPHP=は1米ドル=44.07ペソ近辺で推移。前週12日の終値44.05ペソからはやや下げている。
在マニラのトレーダーは「フィリピン中銀は取引開始直後、行動を開始した。中銀はペソが44ペソの水準を突破することを防ぐため、44.05─44.08ペソの水準で買いを入れている」と指摘したうえで「きょうは、44ペソの水準が維持されるとみているが、今週、この水準を突破すると予想している」と述べた。
シンガポールドルSGD=は12日の取引終盤の水準を0.2%下回る1米ドル=1.4662シンガポールドルまで下落した。
台湾ドルTWD=TPは1米ドル=32.60台湾ドルに下落した。
ペソとタイバーツTHB=THは心理的に重要な水準に迫っており、アナリストはそれぞれの中銀が介入を強めるとみている。
リーマン・ブラザーズの通貨ストラテジストは「アジア通貨が極めて力強く上昇しており、地合いはやや慎重だ」と指摘。「注目は米ドルにあり、反発する可能性がある。米ドルに対するサポートが増えているようだ」と述べた。
米ドルの対円相場JPY=は、前週につけた2カ月ぶりの高値近辺で推移。12日発表の9月米小売売上高が前月比プラス0.6%と市場予想を上回り、FRBによる10月の利下げ観測が後退したことが背景。
人民元CNY=CFXSは1カ月ぶりの安値となる1米ドル=7.5216元。今週の7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)では、中国に対して通貨の柔軟性を高めるべきとの見解が繰り返される見通し。
12日発表された9月末の中国外貨準備は、6月末から1010億ドル増の1兆4340億ドルとなり、人民元の上昇幅を抑制しようとする中国政府の動きを強調した。
アナリストは、きょうから始まった中国共産党大会が人民元政策に及ぼす短期的な影響は限定的とみている。
*0330GMT(日本時間午後零時半)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は次の通り。
シンガポールドル 1.4649
台湾ドル 32.600
韓国ウォン 917.10
タイバーツ 34.15
フィリピンペソ 44.07
インドルピー 39.36
人民元 7.5206
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