ユーロはドルに対し大幅に上昇=オーストリア中銀総裁
[ウィーン 19日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのリープシャー・オーストリア中銀総裁は19日、ユーロがドルに対し大幅に上昇しているが、ユーロ高は原油価格上昇の景気に対する影響の緩衝材となっている、との見方を示した。
総裁は、インフレ率は08年春までは上昇し、その後低下する可能性が高いとの見通しを示すとともに、最近の成長は非常に堅調、との見方を示した。
現在のユーロ高が経済ファンダメンタルズを反映しているかどうかについては、コメントを控えた。
最近のユーロのドルに対する上昇は「荒い(brutal)」か、との質問に対し総裁は「上昇は急激で大幅だ」と答えた。また「一般的に、ファンダメンタルズが(為替レートに)反映されるべきで、過度の変動は正当化されない」と述べた。
総裁は、ECBが金利設定にあたり、多くの要素を検討したと指摘、ユーロ高はある程度の利益をもたらした、との見方を示した。
「ユーロ高は原油価格ショックの景気への影響を和らげる緩衝材となった」と語った。
また「経済成長へのリスクは下向きで、物価安定リスクは上向き。現時点で、春までの数カ月間インフレが上昇し、その後鈍化するとの見通しは非常明らかだ」と語った。
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