UPDATE2: クレジット市場動向=メリルリンチサムライ債に売り、銀行CDS落ち着く
<対国債スプレッド>
政保債(公営)10年 10.0─11bp 銀行債(みずほ)5年 20─21bp
地方債(都債)10年 11.0─12bp 電力債(東電)10年 18─19bp
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[東京 14日 ロイター] 一般債市場では、米メリルリンチMER.N<0#1108=JFI>
のサムライ債(円建て外債)に売りが出た。米サブプライムモーゲージ(信用度の低い借
り手向け住宅ローン)問題の長期化を懸念した投資家の売りが続いている。一方、クレジ
ット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、銀行のドル建て劣後が落ち着いた動き
となった。日米株式相場が大幅高となったことで、金融セクターに対する信用リスクを回
避するプロテクションの買いの意欲が弱まった。
メリルリンチ債が売られたことについて、ある大手生保のクレジット関連の運用担当者
は「米サブプライムモーゲージ問題の先行きが不透明なため、ビッドが入りにくくなって
いる。現状のスプレッドでは、取引が成立しづらい」と述べた。スプレッドのオファーは
残存期間5年で140bp、3年で135ベーシスポイント(bp)。
複数の市場筋によると、オリックス(8591.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8591=JFI>がホールセール向けに販売す
る国内普通社債(SB)の起債を延期した。「14日にも起債するとみられていただけに
驚いた」(国内証券)との声が聞かれた。起債延期に関して、オリックスの関係者は「主
幹事からの申し出で延期になった。今後も市場環境などを総合的に勘案して決定する」と
述べた。13日には、富士電機ホールディングス(6504.T: 株価, ニュース, レポート)<0#6504=JFI>が今週予定してい
たSBの起債を取りやめている。
オートバックスセブン(9832.OS: 株価, ニュース, レポート)は13日夜、英バージン諸島籍のファンド2社に対し
て発行した転換社債型新株予約権付社債(CB)の払い込みが未了だったと発表した。オ
ートバックスセブンは13日午前に、12日付(ロンドン時間)で総額650億円の払い
込みが完了したと発表していた。
東証は13日、払い込みがなされていなかったにもかかわらず、払い込みが完了したと
の開示を行っていたことが判明したため、社内管理体制の重大な不備に起因する不適切な
開示との判断から改善報告書の提出を28日までに求めた。情報開示などについて、オー
トバックスセブンの関係者は「現在、対応を協議しており、決定次第、開示する」と述べ
た。
CDS市場では、銀行のドル建て劣後が落ち着いた動きとなった。三井住友銀行
<0#8412=JFI>、みずほコーポレート銀行<0#8310=JFI>、三菱東京UFJ銀行<0#8315=JFI>
のプレミアムは70─72bpを中心に横ばい圏。金融セクターに対する信用リスクを回
避するプロテクションの買いの意欲が一時的に弱まった。
金融セクターでは、三井住友海上火災保険8752.T<0#8752=JFI>がタイトニング。プレ
ミアムは46bpと、12日から4bp低下した。
個別では、川崎汽船(9107.T: 株価, ニュース, レポート)<0#9107=JFI>が12bp、東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)<0#9501=JFI>
が10.5bp、ポケットカード(8519.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8519=JFI>が235bpと240bpで取引
された。プレミアムは、川崎汽船が低下、東京電力とポケットカードは上昇。
指標となるiTraxxJapanシリーズ8がタイトニング。プレミアムは
39.75bpと、13日から2bp程度低下した。40bpを割ったのは、9日以来3
営業日ぶり。指数のタイト化について、ある国内証券のクレジットアナリストは「株の上
昇で、海外勢がプロテクションの買いの意欲を一時的に弱めた」とみている。
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