UPDATE2: 白川日銀総裁代行・記者会見の一問一答
状認識を持っているのか。
「(省略)地方経済あるいは製造業と非製造業とか、いろいろな形での違いはいつも景気の分析をする上で大きなテーマだ。今月は支店長会議が開かれるし、それを含めて、4月末の決定会合では議論がなされると思う」
「格差についての質問だが、格差の議論はいろいろな側面があるが、いまおっしゃった中央と地方の格差、あるいは地方の中でもいろいろな格差がある。格差の問題は、実は日本だけではなくて、どの国でもいま議論されているテーマだ。その意味で、日本固有のテーマでなくて、世界中で議論されているということは、いわゆる格差の問題は経済のグローバル化と密接に関連しているのだと思う。グローバル化ということは、この流れ自体を止めることはできないし、流れを止めること自体、決して望ましいとも思わない。その中で、格差と言われる問題に対してどう対応すべきかという話での質問であるとすれば、中央銀行という立場からの答えではないが、多くの学者が言っているように、変化への対応力のある地域と、あるいはある人とない人の差ということ。そうであれば、変化への対応能力という意味でもっとも基礎になるのがやはり教育の力だと思うし、教育というのがますます重要になっていくなという感じは持っている」
──昨日の金融政策決定会合ではご自身は国会所信のために欠席されていたが、影響はなかったのか。
「初日は執行部の経済・金融情勢についての報告。技術的な質問はあるが、評価や政策はすべて2日目に行うという厳格な運営を行っている。したがってそのこと(欠席したこと)が大きく影響を与えたということはないと思う。自分が欠席した点については担当者に聞き、資料も読み、十分な準備をしてから今日の会議に臨んだ」
──現在の日銀の金融政策の枠組みへの見直しについて発言されていたが、具体的に何か考えているのか。
「枠組みについて不断の改善の必要があるといったが、具体的な点を念頭において発言したわけではない。ただ各国の中央銀行のここ10年くらいの金融政策の運営の仕方、説明の仕方を見ると、お互いに協調するかのように同じ問題意識がある。一つだけ各国中銀が共通に課題として抱えていることは、資産価格が下落している中で経済・金融情勢が連続的に変化するのではなく非連続に変化すること、それから望ましい物価上昇率だけから金融政策の変更を説明しにくいということ。そういう中で、中央銀行がどういうふうに透明性を確保していくのかという共通した問題を抱えている」
──上下両方のリスクを点検すると言いましたが、上振れのリスクとはどんなことを言っているのか。
「上下両方のリスクは次回決定会合であらためて点検するが、自分が感じているリスクを申し上げると、現在、特に不確実性が高いが、このことが一方で景気に対してはマイナスに作用するが、一方で調整が終わって不確実性が急きょ晴れてくるということもありうる。そうすると、同じ金利水準が持つ景気への力も変わってくる。これは日本のことというより、主として米国のことだが。今は米国を中心に下振れリスクをみているが、しかし、常に複眼的にみる必要があるという意味において、上のリスクもやはり意識する必要がある。それ以外にもどういうリスクがあるかということについては丹念に次回検討したい」
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