再送:株券電子化はおおむね順調、5日の決済は滞りなく処理=金融庁長官
*本文中の一部表現を修正して再送します。
[東京 5日 ロイター] 金融庁の佐藤隆文長官は5日の定例会見で、同日から運用を開始した株券電子化の実施状況について「おおむね順調に推移している」と述べた。
ただ佐藤長官によると、株券の電子データを管理する証券保管振替機構(ほふり)では同日午前、システム内のファイル処理の容量の設定に不具合が発見された。しかし、「午前のうちに修正されて、同日の決済は予定通りに滞りなく処理された」という。
自民、公明の与党議員は5日、銀行等保有株式取得機構の買い取り再開の法案を議員立法で衆院に提出した。佐藤長官は、機構の買い取り再開が株式市場に与える影響について「安心感を与える」との見方を示した。
一方で、機構による株式の買い取り価格が市場価格であるため銀行や事業会社による利用は進まない、との見方が出ていることに対しては「その指摘があることも承知しているが、銀行や事業会社が保有株をどのように処理するかは多様だ」として、買い取り再開の効果に期待を示した。
12月17日に施行となった改正金融機能強化法については「制度の活用をぜひ積極的に検討いただきたい」として、金融機関に公的資金の利用を呼びかけた。金融庁によると昨年末までに、全国の財務局が開催した説明会のほか、金融庁の個別の監督行政を通じ、ほぼすべての対象金融機関への説明を終えたという。佐藤長官は、金融機関側の反応については「その辺を言及するのは時期尚早」とだけ述べた。
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