来週のクレジット市場=一般債買い継続、CDSの変動率高い
<対国債スプレッド>
政保債(公営)10年 12.0─13bp 銀行債(みずほ)5年 27─28bp
地方債(都債)10年 14.0─15bp 電力債(東電)10年 21─22bp
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[東京 30日 ロイター] 来週のクレジット市場では、投資家がスプレッドに厚み
のある一般債を買い進める見通し。クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で
は、米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題の長期化を依然と
して警戒する取引が優勢となり、プレミアムはボラティリティ(変動率)の高い展開が見
込まれる。
国内の長期金利が落ち着いて推移すれば、投資家は一般債を積極的に買う方向にある。
スプレッドがワイド化した国内普通社債(SB)などには今週、投資家からのおう盛な需
要がみられた。スプレッドがワイド化した銘柄への需要が強いだけに、買いの対象が広が
る可能性がある。
投資家の動向について、三菱UFJ証券・クレジット市場部の水谷伸政氏は「一部の銘
柄では実力以上にスプレッドが拡大しているものもある。投資計画が遅れている投資家は
年越えや期末といった節目を意識しながら、SB買いを前向きに検討してこよう」と述べ
た。
金利を見通すうえで、マーケットでは、4日に実施される10年利付国債の入札結果に
注目している。
新発債では、5日に12月発行の政府保証債の発行条件が決まる予定。独立行政法人日
本高速道路保有・債務返済機構(高速道路機構)<0#0905=JFI>(期間10年、発行予定額
2100億円)、東日本高速道路<0#1288=JFI>(10年、100億円)、中日本高速道路
<0#1289=JFI>(10年、100億円)、国民生活金融公庫<0#0944=JFI>(10年、200
億円)の計4銘柄・総額2500億円が見込まれる。
来週の地方債の起債は、埼玉県<0#0110=JFI>(20年、100億円程度)、横浜市
<0#0154=JFI>(10年、200億円)、福岡県<0#0111=JFI>(10年、100億円)など
計20銘柄・総額2850億円が見込まれる。6日には、共同発行公募地方債<0#0128=JFI>
(10年、1000億円)の起債が予定されている。
CDS市場では、プレミアムのボラティリティが、これまで以上に高くなる見通し。「
米サブプライムローン問題が長期化するとの見方が根強いため、プレミアムは内外株式相
場の影響を受けながら、激しい動きとなろう」(大手証券)との指摘があった。マーケッ
トでは、指標となるiTraxxJapanシリーズ8のプレミアムは下がりづらく、ワ
イドニングを警戒する見方が複数出ている。
セクター別では、銀行、消費者金融各セクターの動きが注目される。銀行、消費者金融
について、ある外資系証券のクレジットアナリストは「海外投資家が積極的に取引するセ
クターだけに、プレミアムが大きく動きやすい。株価下落などでリスクヘッジの需要が強
まれば、プレミアムが跳ね上がる場面が予想される」とみている。
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