シドニー外為・債券市場=豪ドル高値からは軟化、債券は大幅安
[シドニー 12日 ロイター] 12日のシドニー外国為替市場の豪ドル/米ドル相
場は、豪ドル/円のクロス取引で小口の利食い売りが出たことを受け、3月2日以来の高
値からやや押し戻されて引けた。ただ、今週発表される豪雇用統計が力強い内容であれ
ば、1豪ドル=0.79米ドルに向けた上昇を後押しする可能性がある。
豪ドルは一時、2日以来の高値となる0.7836米ドルをつけた。9日の米雇用統計
で、非農業部門雇用者数の増加幅が多くの投資家の予想を上回った上、失業率も低下した
ことが材料視された。米雇用統計の結果は世界経済の見通しに対する懸念を和らげる方向
に作用し、世界的な株式市場の変動を背景に過去2週間に低下していた投資家のリスク選
好姿勢が再び高まった。
コモンウエルス銀行の通貨ストラテジスト、ベサ・デーダ氏は「世界経済の展望の明る
さは通常、豪ドルの見通しにとってプラスだ」とし、雇用統計が幾分、豪ドルの下支え要
因になったと指摘。一方で豪ドル/円のクロス取引で多少利食い売りが出たことがおそら
く豪ドルの大幅な上昇を妨げたとみられるが、利食い売りは小口のものにすぎなかった、
と語った。
豪債券先物は3カ月ぶりの大幅な下げに見舞われた。米雇用統計を受けて米景気減速懸
念が和らぎ、投資家が安全な資金の逃避先(債券)から、よりリスクの大きい資産にシフ
トした。
米雇用統計によって早期の米利下げ観測が後退したことを受けた米国債の急落に同調
し、豪債先物はこの日つけた約2週間ぶりの安値近辺にとどまった。
〔豪ドル/米ドル〕
0500GMT 0.7812/17
0100GMT 0.7802/06
前営業日終値 0.7788/93
〔10年債先物3月限〕(カッコ内は前営業日清算値比)
0530GMT 94.260(‐0.065)
0100GMT 94.270(‐0.055)
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