日本ローン市場ニュースレター(7月28─8月3日号)
<住友商事第4回格付けシンジケート・ローン、2行がアレンジ>
住友商事(8053.T: 株価, ニュース, レポート)は今年2月に締結した期間5年300億円のタームローン契約に続き、ムーディーズ・インベスターズ・サービスから信用格付けを得た期間5年のタームローンをローンチする。
三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行がマンデート・リード・アレンジャーおよびブック・ランナーを務める。
新規ファシリティの金額は、2月に締結した期間5年300億円のタームローンよりも小さくなる見込みである。
8月1日には、ムーディーズ・インベスターズ・サービスがA2の予備格付けをこのローンに付与した。
この案件では、多数の日本の地方金融機関を対象にシンジケーションが組成される。
資金は8月31日に引き出される予定。
ロイターが6月29日付でリリースした標準物ローン・プライスによると、住友商事の期間5年のタームローンのスプレッドは、平均で6カ月物TIBOR+9.6bpだった。
この案件は住友商事にとって4回目の格付けローンとなる。借り手は、2006年3月から半年ごとに格付けローン市場を活用して資金を調達している。
<日本たばこ、最大1800億円のリファイナンスをローンチ>
みずほ銀行は7月下旬、日本たばこ産業(JT)(2914.T: 株価, ニュース, レポート)に対する最大1800億円のタームローンをローンチした。これは、期間1年4500億円のバイラテラル方式によるブリッジ・ローンの借り換えに充当される。
日本のメガバンクを含む5行が、貸し手として加わるようよう打診された。
この融資は、TIBOR+約4bpの金利が適用される期間1年のタームローンと、金利スワップレート+約4bpの金利が適用される期間5年のタームローンで構成される。手数料は支払われない。約3カ月前に締結されたバイラテラル・ローン契約は、英国のたばこ会社ガラハー・グループ(Gallaher Group Plc)の買収資金を賄うためにメリルリンチがアレンジし、2月に締結した1兆4500億円相当のブリッジ・ローンのうちの短期借り入れ部分6000億円に代わるものであった。
JTは既にバイラテラル・ローンのうちの1000億円を現金を使って返済し、更に1500億円を7月18日に発行条件が決まった3本の社債発行によって返済している。期間3年500億円の固定利付債のクーポンは1.34%、期間4年400億円のクーポンは1.53%、期間5年600億円のクーポンは1.68%にそれぞれ決まった。野村証券と大和証券SMBCが共同主幹事を務めた。一方、元々のブリッジ・ローンのうちのポンド部分は、現金と約27億5000万ポンドに上る長期のテイクアウト・ファイナンスを使って返済した。このファイナンスは、当初のファシリティに他の数行と共にマンデート・リード・アレンジャーとして参加した邦銀以外の複数行を通じて6月26日に欧州にて締結された。LIBOR+12─13bpの金利が適用される。
元々の期間1年のブリッジ・ローンは、36億ポンドのトランシェと6000億円のトランシェで構成されていた。
当初のマンデート・リード・アレンジャーはメリルリンチで、以下の17の銀行が共同でマンデート・リード・アレンジャーを務めた。ING、エービーエヌ・アムロ・バンク、HSBC、ウエストLB、カリヨン、コメルツ銀行、シティグループ、スタンダードチャータード銀行、ソシエテ ジェネラル8666.T、農林中央金庫、バークレイズ・キャピタル、ヒポ・フェラインス銀行、みずほコーポレート銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、ロイヤルバンク・オブ・スコットランド。
プロ・ラタベースで1750億円相当のコミットメントを要請された引受銀行には、7.5bpの参加手数料に加え、5bpの引受手数料が支払われた。
金利は格付けと稼働率グリッドに基づいて決定された。取引時の資金利用が50%以上であり、スタンダード・アンド・プアーズの格付けがAA─だったことにより、当初金利が15bpとなり、オールインでは27.5bpとなった。また5bpのコミットメント・フィーも適用された。
<東京スターの1600億円バイアウト・ローン、金融庁承認後ジェネラルシンジケーションへ>
メリルリンチがアドバンテッジパートナーズによる東京スター銀行8384.Tの買収計画に向けてアレンジした1600億円の融資に関し、日本の金融庁による承認が得られ次第、日本、香港、シンガポールでジェネラル・シンジケーションが組成される予定である。
この案件は当初、6月末にも金融庁の承認を得ることを目標としていたが、現在遅れている。
この案件は以前報道したブリッジ・ローンではなく、期間は5年のタームローンである。
カリヨン、新生銀行(8303.T: 株価, ニュース, レポート)、ユニクレジット・マーケッツ・アンド・インベストメントバンキングがメリルリンチと共同でマンデート・リード・アレンジャーを務めており、プロ・ラタベースで400億円のコミットメントを要請された各金融機関には150bpのフロントエンド・フィーが提示された。
東京スター銀行の株式を担保とするこの案件には、LIBOR+275bpの金利が適用される。
600億円のメザニン融資も、この買収資金ファイナンスの一部である。
アドバンテッジパートナーズは特別目的会社を設立することを計画しており、ダラスに本拠を置く買収ファンドであるローンスターが保有する3分の2の持分を含めた東京スター銀行の買収に活用する予定である。総費用は3200億円となる見込みである。
メリルリンチは、アドバンテッジパートナーズの財務アドバイザーを務めている。
<日本政府、イラクに577億1600万円供与へ>
日本政府はイラク共和国に対し、水供給の改善および電力部門の復興プロジェクトの実施に向けて最大577億1600万円の借款を供与する予定である。
期間は10年間の支払猶予期間を含めて40年であり、金利は0.75%となる。
577億1600万円の借款のうち429億6900万円はバスラ県での水供給の改善に充当され、残りはクルド地域での安定的な電力供給のための施設整備に充当される。
日本の門司健次郎駐イラク大使が7月31日にイラクのジャブル(Baker Jabr Al-Zubaidy)財務大臣と会い、このための書簡を交換した。
<ゼリア新薬工業コミットメントライン、150億円に増額>
三井住友銀行がゼリア新薬工業(4559.T: 株価, ニュース, レポート)向けにアレンジした期間3年150億円のコミットメントライン契約が7月31日に締結された。
この案件は、三井住友銀行が2004年に同社向けにアレンジした100億円の貸付契約を更新および増額するものである。
前回のファシリティと同様、三菱東京UFJ銀行、中央三井信託銀行、常陽銀行(8333.T: 株価, ニュース, レポート)、三菱UFJ信託銀行、みずほ銀行、りそな銀行を含む7行が参加行として加わった。
三井住友銀行がエージェント業務を担当した。
資金は研究開発に充当される。
東京に本社を置くゼリアは1955年に設立され、医薬品、農薬、工業薬品、化粧品、健康食品、飲料、医療機器、美容器具などを製造している。
<ジョイント・リート、140億円のローン締結>
みずほコーポレート銀行は7月31日、ジョイント・リート投資法人(8973.T: 株価, ニュース, レポート)との間で140億円の有担保期日一括返済型タームローン契約を締結した。
この案件は、期間3年70億円のトランシェA、期間5年20億円のトランシェB─1、期間5年50億円のトランシェB─2で構成される。
トランシェAにはTOBOR+45bp、トランシェB─1およびB─2にはTIBOR+60bpの金利が適用される。
トランシェAには、あおぞら銀行(8304.T: 株価, ニュース, レポート)、三菱東京UFJ銀行、中央三井信託銀行、三井住友銀行、住友信託銀行が加わった。
トランシェB─1には、日本政策投資銀行と三井住友銀行が加わった。
トランシェB─2には、農林中央金庫と三井住友銀行が加わった。
みずほコーポレート銀行がエージェント業務を担当する。
8月1日に引き出された資金は借り換えに充当される。
借り手は住宅用ビルおよび商業用ビルの両方に投資をしているREITであり、2005年7月に東京証券取引所に上場した。
5月には、みずほコーポレート銀行を通じて期間1年28億5000万円のタームローン契約を結んでいる。
<DAオフィス、120億円のバイラテラル調印>
野村キャピタル・インベストメントは7月27日、DAオフィス投資法人(8976.T: 株価, ニュース, レポート)との間で期間1年120億円のバイラテラル方式による有担保期日一括返済型ローン契約を締結した。
この融資には、3カ月物TIBOR+40bpの金利が適用される。
7月31日に引き出された資金は、新生銀行を通じて2006年7月に締結された140億円のローンの借り換えに充当される。
借り手は東京証券取引所に上場しているREITであり、主にオフィス用ビルに投資をしている。
<トルコのIDO社、3620万ドルの日本貿易保険引受けローンを締結>
三菱東京UFJ銀行は7月26日、トルコで海上バスおよびフェリーを運航しているイスタンブール海上バス工業貿易会社(IDO Istanbul Deniz Otobusleri Sanayi Ticaret AS)との間で期間7年2カ月3620万ドルのバイラテラル・ローン契約を締結した。
この融資については、イスタンブール市による保証の下、日本貿易保険が非常危険97.5%、信用危険90%の付保率で保険引受
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