06年度家計の金融資産残高は過去最高、一般政府の金融負債も最高=日銀資金循環統計
[東京 15日 ロイター] 日銀が発表した1─3月期の資金循環統計速報によると、2006年度末の家計の金融資産残高は前年度比1.0%増加の1536兆円となり、2005年度末(1520兆円)を抜き、1979年度以降で過去最高となった。日銀では「経済規模拡大に伴い、雇用者所得、配当、財産収入などが増えている。貯蓄から投資への動きが続いている」と説明した。
家計の金融資産残高構成では、国債・財融債が前年度比19.4%増加の33兆円、投資信託が同24.5%増加の68兆円といずれも過去最高となった。保険・年金準備金は、同2.5%増加の402兆円となった。一方、株式資産は前年度比5.8%減少の111兆円となった。
日銀によると「保険・年金準備金は、高齢化や貯蓄性商品に向かった動きなどが背景ではないか。株式資産の減少は、2006年度末のTOPIXが前年度比0.8%下落、ジャスダックが同31.4%下落となり、取引フローの減少だけでなく、時価変動の影響もあった」という。
家計の金融負債残高は前年度比0.1%増加の396兆円だった。
また2006年度末の一般政府の金融負債残高は、前年度比1.0%増加の957兆円となり、2005年度(947兆円)を抜き、過去最高を更新した。これに対して、一般政府の金融資産残高は、同0.5%増加の522兆円。
非金融法人企業の金融資産残高は、前年度比3.5%増加の1015兆円、金融負債残高は同2.0%増加の1575兆円となった。非金融法人企業では、資金運用・資金調達ともに企業間・貿易信用の増加が目立った。
1─3月期の四半期ベースでは、家計の金融資産残高は過去最高だった昨年10─12月期(1541兆円)から若干減少した。ただ国債・財融債と投資信託は四半期ベースでも過去最高となった。
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