米金融・債券市場展望=FRB当局者の発言や小売り販売が手掛かり
[ニューヨーク 23日 ロイター] 米国債相場の上昇が26日の週も持続するかどうかについて、アナリストは、感謝祭後の小売売り上げや米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長らFRB当局の発言次第になる、とみている。
投資家は、懸念の中心である住宅関連統計に備えるとみられる。このほか、26日の週に発表される主な経済統計は、耐久財受注や個人所得・消費、第3・四半期の国内総生産(GDP)改定値がある。
安全な資産への投資が広がる中、米財務省は28、29の両日、2年物、5年物のノートの入札をそれぞれ実施する。
ただこうしたすべての要因よりも、株価動向のほうが重要かもしれない。株価は銀行や金融会社が数十億ドルの損失を発表して混乱している。
23日の10年債は3/32高の102で終了。利回りは4.00%と、約2年ぶりの低水準となった。
アナリストらによると、6週間にわたる国債相場の上昇は、米経済に関する見方で投資家とFRB当局との間に食い違いが広がっていることを浮き彫りにした。
FAFアドバイザーズの上級ポートフォリオマネジャー、ワンチョン・クン氏は「FRBはインフレをより懸念し、市場よりも経済に対する見方は楽観的だと言える」と述べた。
重要な年末商戦のスタートとなる感謝祭翌日とその後の週末の小売り販売が弱ければ、住宅の下落とエネルギー価格上昇に対応して消費者が支出を削減しつつあるとの見方が強まる可能性がある。
また年末商戦序盤の結果と経済統計で米経済の減速が示されれば、FRB当局者が住宅不況は悪化しているものの抑制されているとの見方を示したとしても、懐疑的となろう。
20日に公表された10月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録では、10月の0.25%の利下げが「ぎりぎりの判断」だったことを示した。だが、来年のGDP成長率見通しを引き下げたため、トレーダーらは向こう数カ月間で追加利下げ余地があるかもしれないと結論付けた。
米金利先物によると、FRBが12月にフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標をさらに0.25%引き下げて4.25%にすると予想されている。08年には1%引き下げる可能性もある。
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