UPDATE1: 欧米の大手金融機関の9月決算、サブプライム問題に広がり=渡辺金融担当相
[東京 30日 ロイター] 渡辺喜美金融担当相は30日の閣議後の記者会見で、サブプライムローン(信用度の低い借り手向け融資)問題に関連して「欧米の大手金融機関の決算状況をみると、サブプライム問題がいろいろなところに広がりを見せている」との見方を示した。ただ、「日本の大手金融機関の損失は欧米に比べて軽微で済んでいる」との認識を示した。
欧米の大手金融機関のサブプライム問題の拡大については「例えば、損失がLBO(レバレッジド・バイ・アウト)の世界にも及んでいる。だから、この問題はそう簡単に収まる種類の話ではないとあらためて認識する」と述べた。
一方で、日本の大手金融機関の損失が欧米と比べて軽微な理由としては「(金融危機から10年で)それほどリスクをとれる状態にはまだなっていなかったという不幸中の幸いもあった。また、(2007年3月期から)バーゼル (新BIS規制)をいち早く実施してきた効果もあったのではないか」との見方を示した。
最近の市場の状況に関連して「ずいぶん高くなった金融機関の株が下がったのはおそらくサブプライム問題の影響だ」と指摘。そのうえで、「この(サブプライムの)問題は油断大敵だが、今のところ日本の金融システムがダメージ受けることにはなっていない。ただ、よくウォッチしていくことが大事。早期発見、早期治療を心がけたい」との考えを示した。
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