〔外為マーケットアイ〕アジア通貨の下げ続く、ドル買い戻しの流れか
〔外為マーケットアイ〕
<13:05> アジア通貨の下げ続く、ドル買い戻しの流れか
この日の取引でもアジア通貨の下げが目立っている。ロイターデータでは、ドル/韓国ウォンKRW=は1050ウォン付近と、前日に続き2005年11月以来のウォン安水準を更新。台湾ドルTWD=TPも2カ月ぶり安値をつけた。市場では、アジア通貨下落の背景として「対ユーロでドルを買い戻す流れが強まっていること」(外銀)、原油高によるアジア景気の減速懸念などが指摘されている。「中国が人民元の上昇ペースを抑制していることも、アジア通貨安につながっている一因ではないか」(別の外銀)とする声も出ている。人民元の1年物ノンデリバラブル・フォワード(NDF)の対米ドル相場CNY1YNDFOR=は6.5800元付近と、2カ月半ぶりドル高/元安水準で取引されている。
<12:42> ドル103.47円まで下落、日経平均が下げ幅拡大
ドルは一時103.47円まで、ユーロは159.42円まで下落し、きょうの安値を更新した。午後の取引で日経平均株価.N225が下げ幅を拡大したことが手掛かり。ドル/円は最近の取引レンジ下限に近い103円前半での買い需要を指摘する声もあるが、テクニカル的には「103円半ばをしっかりと下抜けると一段の下落が進む可能性がある」(外銀)とする見方も出ている。
<11:22> ドル103.60円付近、ポジション調整の売り
ドル/円は103.60/63円付近。103.00円や103.50円の水準を割り込まないという前提で、これまで構築したドルの買い持ちポジションを解消する動きが出ている。それに加え、豪ドル/円、NZドル/円の下落が波及したと見られている。一方で、103.50円付近は、実需筋がサポートしているという。
<11:00>ユーロ159.60円まで下落、原油高や金相場の反発などがきっかけに
ユーロ/円EURJPY=は159.63/65円の気配。ユーロは一時159.60円まで下落し、きょうこれまでの高値160.05円から下落した。原油高や金相場の反発などを背景にユーロが特に対円で売られやすいという。
8日の米市場では、ディーゼル油需要を背景に原油が1バレル=124ドル台に上昇し、過去最高値を更新した。8日のロンドン市場では金が1オンス=884.05/885.05ドルで引けており、前日の867.15/868.35ドルから上昇した。
「原油高でユーロ買いのシナリオがワークした時期もあったが、今はインフレ・ファイターとしてのECB(欧州中銀)の存在がややトーンダウンしていると市場でとらえられていることもあり、原油高でユーロ売りがワークしている」(外為専門会社)という。
<10:38> 豪ドル一時0.941米ドル割れ、中銀の成長率見通し引き下げで
豪ドル/米ドルAUD=は0.9414/19米ドル、豪ドル/円AUDJPY=97.42/52円付近。オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は9日、金融政策に関する声明を発表し、2008年の基調インフレ率見通しを引き上げたことから、豪ドルはいったん上昇した。しかし、成長率見通しを引き下げたことを受け、対ドル、対円で大きく売られた。短期筋中心の売りが出ているもよう。
<10:08> ロシアルーブルが対ユーロで強含み、メドベージェフ体制を見極め
ロシアルーブルRUB=は、1ユーロ=36.6730/6930ルーブル、1ドル=23.8201/8265ルーブル付近。4月下旬以降、対ドルでは軟調だが、対ユーロでは強含んでいる。ある商社筋は、ユーロが4月23日に1.6ドルを付けた後に売り地合いに転じたことを反映した値動きと見ている。メドベージェフ氏が7日、ロシア新大統領に就任し、プーチン前大統領をロシアの首相に指名した。プーチン首相は、今後のロシアの課題について、インフレ対策を最優先する考えを指摘している。ロシア国内の政治情勢に関しては材料視されていないもようで、市場では「今後のメドベージェフ体制を見極めたい」(商社)との声が出ている。
<09:50> ドル103.72円付近、米系証券のドル売りも
ドル/円は103.72/75円付近の気配。103.80円付近から米系証券によるドル売り/円買いがみられるという。ユーロは1.5400ドル付近で小動き。市場では昨晩のトリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁の発言は基本的に前月と同じトーンだが、最近の軟調なデータを確認したことが目新しい材料と取らえている。
「トリシェ総裁は今年中は金利をどちらの方向にも断固として動かさないというメッセージを送ったという解釈もできる」(米銀)。「もちろん景況感次第で動かすこともあるだろうが、金利をどちらの方向に動かすにせよ、金利変更を検討するには、十分過ぎるほど多くの証拠(エビデンス)が必要、というのが目下のECBのスタンスだろう」(同米銀)という。
他方、ECBは金融分析の部分で、非金融機関へのローンの減少を予見しており、景気減速の一因になる可能性を認めている。「重要な点は、主要政策金利がしばらく4%で据え置かれる一方、成長の下振れリスクはより顕著になり、ECBは信用サイクルにより慎重になりつつあることだ。われわれは引き続き、年末に利下げを予想している」と、ウニクレディトのエコノミスト、アウレリオ・マカリオ氏は指摘する。
<09:38> ドル103円後半、クロス円売り先行
午前9時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅高の103円後半で取引されている。朝方からクロス円で売りが先行している。このうち、ユーロ/円は早朝の取引で159.68円から一時160円を回復したが、その後反落。ドル/円の下落に波及している。ドル/円は104円台が長続きしなかったことで「上値の重さが目立つ」(証券)との声も出ている。
午前9時時点のクロスレートは、英ポンド/円GBPJPY=が203.06/18円、豪ドル/円AUDJPY=が98.04/14円、NZドル/円NZDJPY=は80.14/27円付近。
<08:57> スロバキアのユーロ導入、UBSは交換レートを32.2コルナに設定
スロバキアコルナSKK=は、1ユーロ=32.02/06コルナ付近。スロバキアは2009年1月1日にユーロを導入する。欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会が7日に発表した報告でスロバキアがユーロ参加の条件を満たしていると指摘。16カ国目のユーロ参加国となることを勧告した。ただ、ECBは、スロバキアのユーロ導入が実現した場合、より長期にわたってインフレを抑制することができるかどうかについての懸念を示している。UBS銀行は、現在のスロバキア経済を考慮し、最終的なユーロとの交換レートを32.2コルナに設定している。
<08:21> ユーロ1.54ドル挟み、もみあい
ユーロ/ドルは1.5396/99ドル付近。前日海外市場で1.5443ドルまで戻した後、東京市場では朝方からもみあっている。前日までは欧州景気が減速するとの観測から、ユーロ/ドルの下落が相場を主導していた。世界の景気減速懸念も広がったことから高金利通貨のNZドルNZD=が売られ、足もとでは「リスクを回避するための円買いの流れが出てきている」(国内金融機関)という。市場の関心は、4月米小売売上高(13日)や4月米消費者物価指数(14日)などに向けられている。
<07:44> きょうの予想レンジはドル103.40―104.40円付近、相場は一服感
きょうの予想レンジは、ドル/円が103.40―104.40円、ユーロ/ドルは1.5340―1.5440ドル。欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁が前日、インフレは引き続き最大の優先事項と述べたことで、ECBが早期に利下げに踏み切るとの観測が後退した。前日まではユーロ/ドル主導で、きょうもそうした相場展開の可能性も指摘されるが、週末とあって一服感が広がりそうだという。市場では「前日のようなユーロ急落のイメージはない」(国内金融機関)とされ、底堅い値動きが予想されている。また、クロス円で円買いの地合いが続くと見られている。
ドル/円は、ユーロ/ドルやクロス円に反応すると見られている。また、米原油先物は引け後の電子取引でヒーティングオイル先物の上昇を受けて上値を伸ばし、124ドル台に上昇。市場では「原油相場の高止まりもドルの上値を重くしている」(国内金融機関)と指摘される。
(東京 9日 ロイター)
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