定期分配型ファンドの10月末純資産は+2.7%、資金は7カ月連続の流入超
[東京 9日 ロイター] トムソン・ロイター傘下の投信情報サービス会社リッパー
によると、定期分配型ファンドの10月末純資産残高は前月末比2.7%増の32兆
8394億円となり、9カ月連続で増加した。毎月分配型ファンドの人気を支えに資金
フローは7カ月連続で流入超となった。
11月5日付のリッパー・データ・リポートによると、国内籍追加型公募投信で年4回
以上分配を支払う定期分配型ファンドは10月末で前月比21本増の835本。リッパー
の推計では設定額から解約額を引いた純流出入額はプラス約4693億円となり、流入額
は前月の約4219億円を上回った。
定期分配型ファンドには、毎月分配型(年12回決算)、隔月分配型(年6回決算)、
3カ月毎分配型(年4回決算)があり、年金等を補完する資産運用商品としてニーズが高
い。08年9月のリーマン・ショック以降、個人の投資マインドは冷え込んでいたが、世
界経済が落ち着きを取り戻してきたことなどを背景に、足元では利回りや分配金が高い定
期分配型ファンドへの資金流入が膨らんでいる。
個別ファンドで純流入額が最大だったのは、野村アセットマネジメントが10月に設定
した「野村北米REIT投信(ブラジルレアルコース)<毎月分配型>」62007294JP.LP
で1901億円。2位は三井住友アセットマネジメントが10月に設定した「SMBC
・日興ニューワールド債券ファンド(ブラジルレアル)」62007329JP.LPで956億円、
3位は大和証券投資信託委託の「ブラジル・ボンド・オープン(毎月決算型)」
62006866JP.LPで586億円だった。
一方、純流出額が最大だったのは、前月同様に大和投信の「ダイワ世界債券ファンド
(毎月分配型)」62005338JP.LPで流出額は555億円。2位は野村アセットの「野村
米国ハイ・イールド債券投信(ブラジルレアルコース)毎月分配型」62006928JP.LPで
485億円。3位は国際投信投資顧問の「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算
型)」62002137JP.LPで301億円だった。グロソブは13カ月連続で流出超となって
いる。
このほか、野村アセットの「マイストーリー分配型(年6回)Bコース」62005038JP.LP
も流出が止まらず、22カ月連続の流出超となった。また、残高が1兆円を超えるピクテ
投信投資顧問の「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」
62004937JP.LPや大和投信の「ダイワグローバル債券ファンド(毎月分配型)」
62004375JP.LPからも流出が続いた。
定期分配型ファンド全体の残高で過去最高は07年10月の44兆1294億円。
◎10月末の定期分配型ファンド(単位型除く)の本数・残高は以下のとおり。
(カッコ内は前月末)
全ファンド 835本(814本) 32兆8394億円(31兆9689億円)
----------------------------------------------------------------------------
毎月分配型 552本(531本) 28兆0555億円(27兆1132億円)
隔月分配型 78本( 78本) 2兆2274億円( 2兆2689億円)
3カ月毎分配型 205本(205本) 2兆5565億円( 2兆5868億円)
リッパー・データ・リポートに関してはリッパー・ジャパン(電話:0120-996-860)
までお問い合わせください。
© Thomson Reuters 2009 All rights reserved.




日本
米国