再送:チリ大地震でワイン最大手メーカーが生産停止=日本向け供給懸念も

2010年 03月 2日 16:14 JST
 
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 [東京 2日 ロイター] チリの大地震の影響で日本にも輸入されているチリ産ワインの供給に懸念が出ている。主要産地の一部が震源地から比較的近いうえ、港湾施設などへの被害により出荷への影響が出る可能性があるためだ。

 

 同国最大のワインメーカー「コンチャ・イ・トロ」は1日、大地震でワイナリーなどが被害を受けたため生産を少なくとも1週間停止すると発表した。同社のワインを輸入販売しているキリンホールディングス(2503.T: 株価, ニュース, レポート)子会社のメルシャンによると「生産を停止しても出荷・販売が止まるわけではない。地震前に出荷済みの海上在庫を含め当面の在庫はあるが、影響を調査中」(広報担当)としている。

 やまや(9994.T: 株価, ニュース, レポート)とイオン(8267.T: 株価, ニュース, レポート)の合弁会社でチリ産ワインを輸入販売しているコルドンヴェール(東京都千代田区)によると、同社の輸入ワインを生産しているビーニャ・カルメン社の「本社は無事であることが確認できたが、ワイナリーが様々な地方に点在しており、影響について情報収集中」(担当者)という。同社はほぼ3カ月ごとにチリから入荷しており、すでに次回入荷分を発注済みという。

 

 南北に4200キロメートルと細長いチリは、ワイン産地も南北に広がっている。主要産地であるマイポ、カサブランカ、ラペル、ビオビオ、マウレなどのうち、ビオビオとマウレ地方が地震の被害の中心地に近く、影響が懸念されている。

 

 チリは世界有数のワイン生産国。かつてはフランスのボルドーなどで生産されていたが疫病でほぼ全滅したカルメネールという珍しいブドウの品種が生き残っていることでも知られる。日本のワイン輸入に占めるチリ産は2009年実績で193万ケース(750ミリリットル瓶12本、9リットル)とフランス(541万ケース)、イタリア(262万ケース)に次いで3位(財務省通関統計)。一時期のワインブーム終息でフランス産が前年比微減だったのに対して、チリ産は前年比30%増と輸入が急増している。

 

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