UPDATE2: 米FRBのストレステスト白書、銀行に追加資本バッファー求める
*FRB、緊急事態に備えて銀行のさらなる資本バッファー求める。
*アナリストはFRBの白書が具体性に欠けると失望。
*FRB、具体的な必要資本の規模など示さず。
[ワシントン 24日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)は24日、米銀大手19行を対象としたストレステスト(健全性審査)の審査法に関する白書を発表した。しかし、投資家からは具体性に欠けると失望の声が出た。
FRBは、銀行にはより深刻な景気悪化にを克服できるよう、平時に必要とされる水準をはるかに上回る資本を確保することが求められると指摘した。
FBRキャピタルマーケッツのアナリスト、ポール・ミラー氏は「市場は、具体的内容に乏しいを失望するだろう。ただ、少なくとも当局が役所手続き的な作業でなく本格的な審査をしていることはわかった」と述べた。
FRBは白書で、ストレステストは経済状況が悪化しても融資継続が可能となるよう十分な資本確保を目指したもので、現在の健全度を審査するものではないと指摘。「起こり得るさまざま経済動向で必要となる資本規模を監督当局が査定することを助けるための『仮定の状況に』基づく査定であることを理解することが重要」と説明した。
ストレステストの結果は5月4日の週に発表される予定。審査方法の大枠を示すことで、投資家が結果をある程度予測できる効果を期待していた。
<具体性乏しく>
白書は、審査している資産分類を示し、潜在的損失の規模をどのように決定するかの枠組みなどを示したが、銀行が必要とする資本バッファーの規模は示していない。
FRBは大半の米銀の資本レベルは、必要とされる十分な資本水準を上回っていると指摘。しかし特に普通株式などの資本水準が低いことと不透明な経済見通しが、銀行の貸出機能を阻害しているとしている。
当局者によると、追加の資本バッファー規模は、各機関の抱えるリスクによって変わるという。
シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)、JPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)、ウェルズ・ファーゴ(WFC.N: 株価, 企業情報, レポート)、バンク・オブ・アメリカ(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)、ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート) 、モルガン・スタンレー(MS.N: 株価, 企業情報, レポート)などが審査対象の金融機関。
ホワイトハウスのギブズ報道官は24日、「われわれの強い意向は透明性を提供することだ。複数の銀行が独自に審査結果を一部発表するとみられるが、われわれも適当と思われるものを公表する」と述べた。
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