UPDATE1: 株安・円高を大きな注意払って見守る、税収は減額の可能性=額賀財務相
[東京 27日 ロイター] 額賀福志郎財務相は27日の閣議後の記者会見で、27日の東京市場で株安・円高が進行していることについて、市場の動きについてはコメントを控えたいとしながら、今後も大きな注意を払って見守っていきたい、と述べた。また、07年度の税収見通しに関し、当初の見積もりよりも減額される可能性があることを明らかにした。
27日の東京市場は、前日海外市場でサブプライムローン(信用度の低い借手向け住宅ローン)問題を背景に信用不安が高まったことなどを受け、株安・円高が大きく進行。ドル/円は約2年半ぶりの円高水準での取引になっている。
額賀財務相は株式・為替市場の動きについて「私の立場からコメントすることは控えたい」としたが、「今後も大きな注意を払って見守りたい」と警戒感を示した。
また、07年度税収の見通しに関して「06年度の補正後の最終的な決算がマイナス1.4兆円と土台が減少しており、これまでのところ当初の見積もりよりは減額される可能性があると見ている」と指摘。具体的な見積もり額については「作業中をしてい最中であり、申し上げる段階ではない」と述べた。
07年度の一般会計予算における税収見通しは53兆4670億円。直近で明らかになっている9月末までの税収実績は14兆0591億円となっている。
先の参院選における与党大敗などを背景に歳出増加圧力が強まるなか、道路特定財源の一般財源化の行方が注目されるが、額賀財務相は「財務省としては、きっちり精査して対応する」とし、「最終的には私と冬柴(鉄三)国土交通相で調整をする」と語った。
防衛疑惑を巡り、野党は額賀財務相の証人喚問を求めているが、これに対して額賀財務相は「国会で決めること。国会で決めたことに従いたい」と国会で議決されれば証人喚問に応じる考えを示した。
争点は、額賀財務相が防衛専門商社「山田洋行」の元専務と昨年12月4日の会食に同席していたという守屋武昌前防衛次官の証言の真偽。これについて額賀財務相は、当日は家族や友人との会食後に永田町での勉強会に参加しており、「会議録や会議のテープもある」と断言。その上で「12月4日の会合に出たことはないと確信を持って話してきた。不確かな情報のもとで守屋証言がなされている可能性がある」と、あらためて山田洋行・元専務らとの会食の事実を全面的に否定した。
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