アジア通貨動向(20日)=下落、信用不安を受けた株安で

2007年 11月 20日 13:16 JST
 
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 [シンガポール 20日 ロイター] 20日午前のアジア通貨市場は下落。ウォンは2カ月ぶりの安値をつけた。米サブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手への住宅融資)をめぐってまた新たに悪いニュースが出たことから株式が売られ、投資家のリスク許容度が低下している。

 ウォンKRW=は1米ドル=927ウォンをつけ、前日から0.6%超下落している。一方、韓国の総合株価指数.KS11は3%下落している。

 フィリピンペソPHP=とインドネシアルピアIDR=も売られている。

 インドネシア中央銀行は前週、ルピアを下支えるため市場に介入した。ルピアは前週末に1米ドル=9405ルピアと2カ月ぶりの安値をつけており、アジア通貨では今年に入ってパフォーマンスが最も悪い。

 ペソはこの日は1米ドル=43.55ペソ付近と、2週間ぶりの安値。

 

 前日の米国株式市場ではダウとS&Pが3カ月ぶり安値で引けた。米ドルは対円JPY=で18カ月ぶり安値付近で推移。ゴールドマン・サックスが、米シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)の投資判断を「ニュートラル」から「セル」に引き下げたことが背景。ゴールドマンは、シティが、モーゲージ関連の損失により巨額の評価損を計上する可能性があるとの見通しを示した。

 これを受けて、クレジット市場の混乱による経済全般への影響が既に懸念されるなか、投資家のリスク回避の動きが強まった。

 JPモルガン・チェースはリサーチノートの中で「海外市場が引き続き圧迫されていることが、今後もアジア通貨の重しになるだろう」と指摘。「この点では、前週の米ドル/ルピアの動向を踏まえると、高利回り通貨のルピアが最も打撃を受けやすいとみられる。ただ、インドネシア中央銀行による最近の為替介入により、市場への直接的な影響は限定的なものにとどまるだろう」と語った。

 *0310GMT(日本時間午後零時10分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は次の通り。

 シンガポールドル   1.4529

 台湾ドル       32.412

 韓国ウォン      925.00

 タイバーツ       33.87

 フィリピンペソ 43.48

 インドネシアルピア 9378.00

 インドルピー     39.34

 マレーシアリンギ   3.3825

 人民元        7.4241

 
 

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