UPDATE1: IMFが債券発行の詳細決定、最長5年債で中銀間の売買可能に
[ワシントン 1日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)は1日、財源強化のため計画しているIMF債の発行に関する詳細を決定した。
IMF理事会が1日に合意した枠組みによると、債券の期間は最長5年。IMF加盟国による購入後、中央銀行間で取引が可能となる。ただし民間部門への売却はできない。
IMF債発行をめぐっては既に、中国が500億ドル、ロシアとブラジルがそれぞれ100億ドルを引き受ける意向を示している。こうした動きは、世界的な金融危機に対処するためにIMF資金を5000億ドル増加させるとの20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)での合意に基づくもの。
IMF債は、IMFの特別引き出し権(SDR)建てで発行される。SDRは中国が米ドルに代わる国際的な準備通貨としてSDRを利用するべきだと主張して以来注目を集めている。
IMFは声明で「この枠組みのもと、IMF加盟国自身が設定した上限までIMF債を購入することができる」とした。
IMF関係者によると、理事会はIMFが発行できる債券の規模に上限を設けなかった。関係筋の間では、1500億ドルを上限とすることが提案されているとの指摘が出ていた。
IMFが債券発行で合意するのはこれが初めて。1980年代にも同様の案が浮上したが、加盟国の支持が十分得られず実現しなかった。
また、新興国がIMFの融資原資の増加に貢献するのは、今回が初めてとなる。IMFのブラジルのエクゼクティブ・ディレクター、パウロ・ノゲイラ・バティスタ氏は「これはG20での合意の一部を成すもので、途上国のIMFにおける発言力を高めることに貢献する」と述べた。
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