景気回復の兆候を政策担当者は楽観すべきでない=英中銀理事
[ロンドン 12日 ロイター] イングランド銀行(英中銀)のフィッシャー理事は12日、景気後退に陥った英経済に回復の兆しがみられるが、政策担当者は楽観してはならないとの認識を示した。
財界首脳向けに講演したフィッシャー理事は、生産が第2・四半期に減少する可能性があり、金融セクターが抱えている問題が成長にとって「重大な下方リスク」と指摘。
「最悪期は過ぎたと言いたいところだが、われわれは現状に甘んじてはならない」とし、この先、多くの曲折があり、平坦な道のりではないと述べた。
フィッシャー理事のコメントは、英中銀がしばらく政策金利を現行水準で維持し、資産買い入れプログラムを拡大するとの市場観測を強める可能性がある。
一部調査では、英経済がリセッションから脱しつつあり、第2・四半期にプラス成長を回復する可能性が示されている。
しかし、英中銀は見通しには強い不透明感があると強調し、銀行が貸し渋りを続けていることは成長を阻害しかねないと警告している。
フィッシャー理事は「英経済全般としては来年あたりにかけてプラス成長を取り戻すのではないか」と述べた。
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