UPDATE2: セブン&アイHD<3382.T>とアイン<9627.Q>が資本提携、共同出店など推進
*会見の内容を加えました。
[東京 5日 ロイター] セブン&アイ・ホールディングス(3382.T: 株価, ニュース, レポート)とアインファーマシーズ9627.Qは5日、業務・資本提携について基本合意したと発表した。セブンのショッピングセンターへの調剤薬局の出店やコンビニと調剤薬局との共同出店などを進める。一方、アインは、セブンの持つ物流網活用でメリットが大きい。
セブンの村田紀敏社長は会見で「消費は飽和状態が続き、物の販売は厳しい。健康志向が高まっており、高齢化にどう対応するかが重要な課題」と指摘し、アインの持つ専門性を活かし「創造性の高い新しい事業展開ができる」と述べた。
また、アインの大谷喜一社長は「日本最大の流通グループのインフラが活用できる」との利点を挙げた。
改正薬事法の施行によって、来年4月から一定の条件を満たせば、コンビニやスーパーでも一般医薬品の販売が可能になる。こうした規制緩和をにらみ、セブンは医薬品販売拡大に踏み切ったが、ドラッグストアは、飲料や食品の安売りなども行っておりコンビニと競合するため、専門性に勝る調剤薬局であるアインとの提携を選択した。
提携によって、病院内などでのアインファーマシーズの調剤薬局とセブン&アイHDのコンビニエンスストアの共同出店や、アインファーマシーズのドラッグストアをセブン&アイHDのスーパーやショッピングモールに出店することなどを行う。また、医薬品販売に関する人材教育面で、アインファーマシーズの協力を得たい考え。
このほか、介護用品の共同開発なども進める方針。また、セブン銀行のATMをアインの調剤薬局に設置したり、電子マネー「nanaco」をアインに導入することなども検討する。
<将来の出資比率は、共同作業進展の過程で考える>
資本面では、セブン&アイHDが、アインファーマシーズによる100万株・約16億円の第三者割当増資を引き受けることで資本参加する。議決権割合は7.8%。アインファーマシーズは、第三者割当増資による調達資金については、新規出店のための設備投資や有利子負債の返済などに充当する。
資本提携にまで踏み込んだ理由について、村田社長は「グループシナジーを考え、資本提携にしたほうが良いと思い、最低限の出資を行った」と説明。出資比率引き上げの可能性について「将来については、共同作業が進む過程で考えていく部分が大きい」と述べるにとどめた。
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(ロイター日本語ニュース 清水 律子記者)
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