NEC<6701.T>、最大1500億円の公募増資を実施へ・財務改善目指す
[東京 5日 ロイター] NEC(6701.T: 株価, ニュース, レポート)が公募増資で最大1500億円の資本増強を実施する方針であることが5日明らかになった。6日にも臨時取締役会を開いて決議する。複数の関係筋がロイターに明らかにした。同社は2009年3月期に最終赤字を計上し、自己資本比率が急低下。財務基盤の強化に踏み切るとともに、環境関連などの投資で成長戦略を描く。
複数の関係筋によると、NECは新たに普通株を発行し、最大1500億円を公募で調達する。臨時取締役会で決議後、6日午後にも正式発表する。同社が公募増資を行うのは2003年12月以来、約6年ぶり。1500億円規模の新株が発行された場合、発行済み株式総数は現行の規模に対し約29%増加する見通し。
NECは今回の資本調達により財務基盤の改善を図るとともに、インターネット上でソフトウエアやデータの保守・管理などITサービスを提供する「クラウドコンピューティング」の事業強化、次世代自動車向けリチウムイオン電池事業への投資などで成長戦略を加速させるとみられる。
業績の悪化とともにNECの自己資本比率は低下し、大幅赤字を計上した09年3月期は20.9%に低下していた。08年3月期は28.5%だった。
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