5月の新規投信設定額、07年11月以来の高水準に

2009年 06月 1日 20:09 JST
 
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 [東京 1日 ロイター] トムソン・ロイター傘下の投信情報サービス会社リッパーによると、5月に新規設定された公募投信は計29本、設定金額は3432億0800万円となった。本数は前月より9本減ったが、大型設定が相次いだため設定金額は前月比約2倍に膨らみ、月次としては07年11月の約4149億円以来の高水準となった。

 5月は、世界の半導体関連銘柄や金融関連銘柄に投資する株式ファンドが多額の資金を集めた。「内外で株価が回復傾向をみせるなどマーケットがやや落ち着きを取り戻しているため、個人投資家の間でリスク投資を再開する動きが広がってきた」(大手証券)という。ただ「銀行の窓販ではまだ目立った動きがみられないほか、既存ファンドのなかで解約が続いているものも多く、新規設定ファンドへの流入規模と個人投資家全体の動きは必ずしも一致しない」(同証券)との見方もある。 5月の新規ファンドで設定額が最大だったのは野村アセットマネジメントが27日に設定した単位型の「野村グローバル半導体株0905」(販売は野村証券)で約876億4500万円、2位はDIAMアセットマネジメントが同日設定した「DIAM先進国金融株投信0905」(販売は野村証券)で約782億1800万円だった。個別ファンドの当初設定額としては、野村アセットが3月に設定した「野村新中国株投資」(販売は野村証券)が約577億円で今年のトップだったが、5月設定の上位2本はともにこれを上回った。

 5月の設定額3位は野村アセットが27日に設定した「野村新米国ハイ・イールド債券投信(通貨選択型)」シリーズ(販売は野村証券)の「ブラジルレアルコース(毎月分配型)」で477億9400万円。同シリーズは、野村アセットが今年1月に設定して人気を集めた「野村米国ハイ・イールド債券投信(通貨選択型)」の第2弾で、11本で構成するシリーズ全体で654億円強を集めた。

 このほか、国際投信投資顧問の「アジア優良株オープン」(販売は三菱UFJ証券)や大和住銀投信投資顧問の「日本再始動ファンド」(販売は大和証券)など、設定時に100億円以上集めたファンドは7本となり、前月の4本を上回った。大型設定となったファンドは証券会社が販売したものばかりで、特に野村証券の販売力が目立った。 

 (ロイター日本語ニュース 大林優香記者)

 
 
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