洞爺湖サミットが開幕へ、実質的な成果には懐疑的な見方も

2008年 07月 6日 15:06 JST
 
記事を印刷する |

 [洞爺湖 6日 ロイター] 主要国首脳会議が7日から北海道の洞爺湖で始まる。食品や燃料の価格高騰やアフリカの貧困問題、地球温暖化対策などさまざまなテーマが話し合われる見通しだが、実質的な成果には懐疑的な見方もある。

 1975年にパリ郊外のランブイエで始まった主要国首脳会議。今回は主要8カ国(G8)に加え、アフリカ7カ国と中国やインドの首脳も顔をそろえる。参加国の規模が拡大し、多くの報道陣や一部で過激な活動家も集まるイベントとなったことで、サミットでの利害調整はますます難しくなっている。

 東京のモルガン・スタンレー証券・経済研究所主席のチーフエコノミスト、ロバート・フェルドマン氏は「第1回サミットは非常に小さなものだった。(参加国は)部屋に入って危機に直面していると話し、多少の駆け引きをして計画を出した」と指摘。「(今では)当初の目的から離れ、一種のお祭り騒ぎになっている」とし、サミットは「身動きが取れず、多くの成果に結び付いていない」と述べた。

 主要国の影響力低下も挙げられる。1975年にG6の国内総生産(GDP)合計は世界全体の約48%だったが、2006年までにG8のGDP合計は同43%前後に低下している。

 一方、中国、インド、ブラジル、メキシコ、南アフリカといった新興国の存在感は大幅に増した。食品や燃料の価格上昇は、こういった新興国からの需要拡大が一因でもあり、G8だけでは解決が難しくなっている。

 9日にはG8と新興5カ国に加え、インドネシア、韓国、オーストラリアも参加して会合が行われるが、これらの国の二酸化炭素排出量を合わせると世界全体の約80%に達する。

原文参照番号[nT329094](3000Xtraをご利用の場合、配信後24時間以上経過した記事でも380日以内であれば[ID:nT329094]でご覧になれます。なお、契約の内容によっては、原文がご覧いただけない場合もあります)

 
写真
経済の成長戦略を示せるかが鍵

タンタロン・リサーチ・ジャパンCEOのイェスパー・コール氏は自民・民主両党とも経済の成長シナリオを描ききれておらず、海外の投資家が日本買いに向かいづらい一因となっている、と指摘した。  ビデオ 

 

編集長のおすすめ

  • ニュース
  • 写真
  • ビデオ
  • 日本日本
  • アジア
  • 米国米国
  • 欧州
  • 東証1部 値上り率

株価検索

会社名銘柄コード
 
写真

サンフランシスコ地区連銀のイエレン総裁は、今後2年間はFF金利がゼロ近辺にとどまる可能性があると指摘した。  ブログ