豚インフルエンザでWHOが各国に警戒促す、米国では新たな感染者

2009年 04月 26日 12:26 JST
 
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 [メキシコ市 25日 ロイター] メキシコで81人が死亡したとみられる豚インフルエンザへの感染が、世界的に流行する可能性がある。米国でも感染が拡大しているとみられ、世界保健機関(WHO)が25日、各国に警戒を促した。

 最も死者が多いのは、2000万人の人口を抱えるメキシコの首都メキシコ市。当局は徹底したウイルス対策を取るとして、必要に応じて症状の出た人を隔離するとしている。

 米ニューヨーク市当局は、豚インフルエンザとみられるA型インフルエンザに市内の8人の児童が感染したと明らかにした。一方、カンザス州では2人、メキシコ国境に近いカリフォルニア州内でも7人の感染が報告され、米国内での感染確認事例はこれまで11件に上っている。

 WHOは今回のウイルス発生を「公共衛生上の国際的な懸念」とし、世界的流行を引き起こす可能性があるとの見解を示した。

 前回発生した世界的なインフルエンザの流行は1968年の香港風邪で、世界中で100万人が死亡した。

 新型インフルエンザが世界的に広がれば、金融危機で既にここ数十年で最悪の景気後退に直面している世界経済にさらなる打撃を与えることになりかねない。

 WHOはすべての国に、インフルエンザや深刻な肺炎のような症状の異常発生に対して警戒を強めるよう促している。

 また、メキシコのカルデロン大統領は非常事態宣言を発令し、病人の検査を実施したり、隔離することができる特別な権限を政府に与えた。

 メキシコ当局はこの新型ウイルスが原因とみられる死者が81人に上るとしている。また、全国で1000人以上に感染の疑いがあると報告されている。死亡した人の多くは25歳から45歳までで、過去の世界的な流行病と同様に、健康な大人に高い死亡率がみられることが警戒されている。

 WHOによると、メキシコの患者12人から検出されたウイルスは、カリフォルニア州とテキサス州で8人が感染したウイルスH1N1型と遺伝学的に同種の新型の豚インフルエンザとみられる。米国で感染した患者はすべて回復しているという。

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