欧州市場サマリー(4日)
1414GMT 3日
ユーロ/ドル<EUR=> 1.5694 1.5696
ドル/円<JPY=> 106.62 106.73
ユーロ/円<EURJPY=> 167.33 167.53
4日終値 前営業日終値
株 FT100 5412.8 (‐63.8) 5476.6
クセトラDAX 6272.21(‐81.53) 6353.74
金 現物午後値決め 931.25 934.00
(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 94.970 (+0.015) 4.285(4.257)
独連邦債2年物 4.419(4.464)
独連邦債10年物(9月限) 111.58 (+0.76) 4.496(4.538)
独連邦債30年物 4.822(4.813)
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<為替> ユーロが対ドルで下落。前日に欧州中央銀行(ECB)が追加利上げを検討
していないサインを出したことや、米雇用統計が予想以上の悪化とならなかったことに圧
迫された。
<株式> ロンドン株式市場は反落。比較的閑散とした取引となるなか、ゴールドマン・
サックスの弱気なリポートを嫌気して金融株が値下がりした。原油下落を受けて石油株も
軟調となった。
FT100種総合株価指数.FTSEは前日は値動きの荒い展開だったが、この日は一服
商状となった。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)の市場ストラテジスト、ニール・
パーカー氏は「テクニカルとファンダメンタルズをみると、まだ下値余地がある。上昇基
調に転じるまでおそらくあと250ポイントは下落するだろう」と述べた。さらに「今の
状況で持ち高をロングにしたいと思う投資家はいないだろう。今後のインフレ指標が特に
心配だ」と語った。
ゴールドマンは顧客向けリポートのなかで、欧州の銀行は信用損失が10年前の水準に
戻った場合、600―900億ユーロの資本調達が必要になる可能性があるとの見方を示
した。金融機関約40社の2008―10年利益予想を引き下げ、そのうちバークレイズ
(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)、RBS(RBS.L: 株価, 企業情報, レポート)、ドイツ銀行(DBKGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)、UBS(UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)など一部の機関につ
いては目標株価を引き下げた。
RBS、バークレイズ、HBOS(HBOS.L: 株価, 企業情報, レポート)、HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)、スタンダード・チャー
タード(スタンチャート)(STAN.L: 株価, 企業情報, レポート)は2.1―4.5%値下がりした。
ベッツ・フォー・トレーダーズ・ドット・コムのアナリスト、ライアン・ニール氏は
「米国市場が休場のため、ゴールドマンの弱気なリポートが材料視された」と指摘した。
住宅ローン大手のブラッドフォード・アンド・ビングレイ(BB.L: 株価, 企業情報, レポート)は18%安。米プライ
ベートエクイティのTPGキャピタル[TPG.UL]が同社株取得の計画を撤回したことを受け、
株主割当増資の規模を4億ポンド(7億9400万ドル)に引き上げる方針を明らかに
した。
保険フレンズ・プロビデント(FP.L: 株価, 企業情報, レポート)は6.9%安。
米原油先物CLc1は145ドルを下回る水準に下落したものの、依然として最高値圏に
とどまっている。BP(BP.L: 株価, 企業情報, レポート)は1%、ロイヤル・ダッチ・シェル・グループ(RDSa.L: 株価, 企業情報, レポート)は
1.3%、タローオイル(TLW.L: 株価, 企業情報, レポート)は2.2%、それぞれ値下がりした。
欧州株式市場は下落。ゴールドマン・サックスの後ろ向きなコメントで銀行株に売
りが出た。
FTSEユーロファースト300種指数は14.93ポイント(1.27%)
安の1163.11。週間で2.4%安、年初からは23%値下がりした。
DJユーロSTOXX50種指数は55.70ポイント(1.67%)安
の3275.20。
サンタンデール銀行(SAN.MC: 株価, 企業情報, レポート)が4.3%安。ゴールドマンが投資判断を従来の「バイ」
から「ニュートラル」に引き下げた。BNPパリバ(BNPP.PA: 株価, 企業情報, レポート)は2.8%安。UBS
(UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)は2.6%安。
ゴールドマンは、欧州の金融機関について、全体で600─900億ユーロの資本調達
が必要となる可能性があると指摘。金融機関40社以上の2008─09年見通しを引き
下げ、追加資本調達リスクが業界全体を圧迫するとした。
仏高級ブランドのLVMHモエヘネシー・ルイヴィトン(LVMH.PA: 株価, 企業情報, レポート)は5.3%安。この
ところ株価がピノー・プランタン・ルドゥート(PPR)(PRTP.PA: 株価, 企業情報, レポート)やブルガリ(BULG.MI: 株価, 企業情報, レポート)
など同業よりも好調な動きだったことで利食い売りが出たという。
<ユーロ圏債券> 続伸し、独連邦債2年物利回りが一時1カ月ぶりの水準へ低下した。
欧州中央銀行(ECB)の追加利上げに対する観測が後退している。
トリシェECB総裁が3日の理事会後の記者会見で政策にバイアスはないと発言。これ
を受けた短期債の利回り低下が続いている。
ICAPデータによると、ユーロ翌日物無担保金利加重平均(EONIA)が利上げを
完全に織り込む時期は2009年の2月となっている。ただ、利上げの可能性は08年
12月が85%、09年1月は95%織り込まれている。
ある市場関係者は「悪化している現在のインフレ指標のどれを見ても、ECBの引き締
めの理由を具体的に特定することが難しい。このため市場ではECBの政策金利を見通す
ことが困難になっている」と語った。
そのうえで「しかし、トリシェ総裁は利上げの決定について、高水準の総合インフレが
経済全体に波及しないよう先手を打ったと説明した」と指摘した。
米市場が独立記念日で休場のため、取引は薄かった。
1515GMT時点で、独連邦債先物9月限FGBLc1は60ティック高の111.42。
独連邦債2年物<EU2YT=RR>利回りは4.2ベーシスポイント(bp)低下し4.422。
一時4.370%まで低下した。これは前回6月のECB理事会でトリシェ総裁が利上げ
を示唆し、短期ゾーンの金利が急上昇する直前の水準。
一方、10年物<EU10YT=RR>の利回りは4.509%と2bpの低下にとどまった。こ
の結果、2・10年債の利回り格差は8bp以上拡大した。
金利スワップ市場でも、2年物金利<EURABE2Y=>が6月上旬の水準まで下落し、
5.208%となった。
[東京 5日 ロイター]
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