米FOMC声明全文
[ワシントン 16日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)が16日発表した、12月15─16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明全文は次の通り。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は16日、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標水準をゼロ─0.25%とした。
前回の会合以来、労働市場の状況が悪化し、入手可能な指標は個人消費・設備投資・鉱工業生産が低下した(declined)ことを示している。金融市場は依然としてかなり緊張しており(remain quite strained)、クレジット状況はひっ迫(tight)している。全体的に経済活動の見通しは一段と弱まった(weakened further)。
一方、インフレ圧力ははっきりと軽減した(diminished appreciably)。エネルギーなど商品価格の下落や一段と弱い経済活動の見通しを踏まえ、FOMCは今後数四半期でインフレが一段と緩和する(moderate further)と予想している。
FRBは、持続可能な経済成長の再開を促し、物価安定を維持するために、利用可能なあらゆる手段を用いる(employ all available tools)。とりわけFOMCは、弱い経済状況により当面、異例に低水準のフェデラルファンド(FF)金利が正当化される可能性が高いと予想する(warrant exceptionally low levels of the federal funds rate for some time)。
FOMCの政策の今後の焦点は、公開市場操作をはじめとするFRBのバランスシートの規模を高水準に保つ手段を通じ、金融市場の機能を支え景気を刺激することに置かれる。すでに発表したとおり、FRBはモーゲージ市場と住宅市場を支援するため、今後数四半期の間に機関債やモーゲージ担保証券(MBS)大量に買い入れる(purchase large quantities)。また、状況に応じて(as conditions warrant)、機関債やMBSの購入を拡大する用意がある。FOMCはさらに、長期国債買い入れの潜在的メリットを評価している(evaluating the potential benefits)。家計や中小企業向け与信を促すためにFRBは2009年初めにターム物資産担保証券ローンファシリティー(TALF)も実施する。FRBはクレジット市場や経済活動を一段と支援するため、バランスシートの活用方法を引き続き検討する(consider ways of using its balance sheet)。
今回の声明に賛成票を投じたのは、バーナンキ委員長、カミング(NY連銀第一副総裁)、デューク、フィッシャー、コーン、クロズナー、ピアナルト、プロッサー、スターン、ウォーシュの各委員。
関連措置として理事会は全会一致で、公定歩合を75ベーシスポイント(bp)引き下げ0.5%とすることを承認した。この措置をとるにあたり、ニューヨーク、クリーブランド、リッチモンド、アトランタ、ミネアポリス、サンフランシスコの各地区連銀理事会の要請を承認した。理事会はまた、所要・超過準備預金の金利を0.25%に設定した。
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