アイピーモバイルが自己破産を申請、携帯事業参入を断念

2007年 10月 30日 17:11 JST
 
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 [東京 30日 ロイター] 携帯電話事業への新規参入を計画していたアイピーモバイル(東京都千代田区)は30日、東京地裁に自己破産を申請するとともに、総務省に事業免許を返上した。負債額は約9億円。2005年秋に周波数を割り当てられた3社のうち、実際に新規参入を果たしたのはイー・モバイル(東京都港区)だけとなった。

 

 アイピーモバイルは「TD─CDMA」と呼ばれる規格でデータ通信事業に参入する計画だった。しかし資金調達の難航で基地局の整備が進まず、事業開始が予定より大幅に遅れていた。一時は森トラスト(東京都港区)や米国の通信関連企業が支援に乗り出したものの、計画は進まず、総務省が求める今年11月9日の事業開始に間に合わせることができなかった。

 アイピーモバイルは05年11月、ソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)とイーモバイルとともに総務省から携帯電話事業の免許を取得した。しかしソフトバンクはボーダフォンの日本法人を買収する形で参入。アイピーモバイルが免許を返上したことで、携帯電話市場の競争促進を狙った総務省の計画は狂った。

 
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