再送:UPDATE1: 〔ロイターサミット〕不動産投信やMBO企業に1000億円投資、ファンド設定を計画=ダルトン
*以下の記事は2日午後7時33分に配信しました。
[東京 2日 ロイター] ダルトン・インベストメンツの佐野順一郎社長は2日、ロイター・インベストメントサミットで、不動産投資信託(J─REIT)に投資するファンドを立ち上げ、総額4億5000万ドル(480億円)を割安感のあるJ─REITに投資し運用を始める方針を明らかにした。このほか、年内にもマネジメント・バイ・アウト(MBO、経営陣による自社買収)を試みる企業に投資するファンド(JMBOファンド)の2本目を立ち上げる計画で、同ファンドでは5億ドル(約530億円)を集める計画。これらのファンドの投資規模は、総額9億5000万ドル(約1000億円)に上る。
J─REITファンドは3億ドル(約318億円)と1億5000万ドル(約160億円)の2種類で、3億ドルのファンドについては、すでに投資家からの資金調達を終えた。1億5000万ドルのファンドには、日本の金融機関や富裕層などの資金を集める計画という。
佐野社長は「銀行からの借り換えに困っているようなリートやガバナンス体制の脆(ぜい)弱なリートに投資し、必要であれば取締役を送ったり組み入れ物件の売却なども促したい」と述べた。
MBOファンドに関連し佐野社長は「今は(全体の)株価が下がり、MBOを実施するにはいい機会」と話した。ダルトンは、株式を非公開化することで銀行借り入れをしにくくなり、MBOを実施したくてもできない上場企業があると判断し、こうした企業が非公開化するための資金をつける方針。
一方、佐野社長が6月末に社外取締役に就任した日本興亜損害保険(8754.T: 株価, ニュース, レポート)と、同社の兵頭誠社長の再任に反対した筆頭株主の米サウスイースタン・アセット・マネジメント(米テネシー州)との関係については「双方が直接コミュニケーションをとることが重要。兵頭社長は(株主からの要望に対し)何ができる、できないのメッセージを明確に示す必要がある」とコメントした。
佐野社長によると、兵頭社長は早ければ7月中にもサウスイースタンを訪問する予定。
日本興亜をめぐっては、サウスイースタンが6月26日に開催された日本興亜の定時株主総会で兵頭社長の再任に反対したほか、今後2年以内に他の保険会社とのM&A(合併・買収)や引受け部門と運用部門の分社化などの提案を行っていた。サウスイースタンは日本興亜株の約19%を保有している。
佐野社長は、日本興亜のコーポレートガバナンスを向上する計画のもと、6月末の株主総会を経て日本興亜の社外取締役に就任した。
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(ロイターニュース 江本 恵美記者、 ネイサン レイン記者)
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