UPDATE2: 債券先物など派生商品の売買停止、単純な人為的ミスが要因=東証

2008年 07月 22日 17:11 JST
 
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*再構成して配信します。

 [東京 22日 ロイター] 東京証券取引所は22日、システム障害により債券先物・TOPIX先物など5商品のオークション取引を一時停止した。3連休中に派生商品の売買システムについて、板情報のバージョンアップ作業を行ったが、プログラムをコーディングする際に単純な人為的なミスを犯したことが障害発生につながった。東証では2月8日にも派生売買システムの障害が発生、TOPIX先物3月限の売買を停止した経緯があるだけに、市場参加者の間から批判する声も出ている。

 3連休中にバージョンアップ作業を行った後のテストでシステムは正常に機能したものの、22日は朝方からシステムそのものは稼動しながらもすぐに止まる状態となったため、東証は派生商品全体の売買を午前9時21分から停止。原因を究明しバージョンアップしたソフトを取り除いた上で、午後1時45分から売買を再開した。

 今回の障害は板情報に関するもので、注文・約定に関しては正常に機能していたが、板情報を見ずに取引を行うことはリスクが大きいために売買を停止した。

 システム障害が起きたことについて東証は、プログラムする際に生じたベンダー(富士通(6702.T: 株価, ニュース, レポート))のミスを要因として挙げている。

 具体的には、本来、1280バイトと設定するべきものを4バイトと設定。そのため、本来は2万銘柄必要なところに88銘柄分しか設定されず、それを超す処理ができずにシステムが停止したという。

 会見した東証の鈴木義伯乗務は「特定の銘柄を中心に行ったテスト時には正常に機能したが、テストの方法に問題があった」とした上で「単純な人為的なミスによって生じたトラブル」と述べた。

 市場関係者の間からは「2月にもシステム障害が起きたばかりで憤りを感じる。驚くことはなかったが、相場環境が不安定な時期だけに、もっとしっかりして欲しい」(準大手証券トレーダー)と批判的な声も出ている。

 この点について鈴木常務は「バグを完全にゼロにするのは難しいが、トラブルが起きないようにする、起きても速やかに直すといった点に東証は弱いのは確かだ」と述べた。

 

トムソンロイターで影響を受けているデータについての情報はALERT13をご覧ください。

(ロイター日本語ニュース 水野文也記者)

 
 

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