UPDATE3: クレジット市場動向=ゼファー<8882.T>SBに売り気配、CDS指数は低下
<対国債スプレッド>
政保債(公営)10年 8.5─9.5bp 銀行債(みずほ)5年 24─25bp
地方債(都債)10年 9.0─ 10bp 電力債(東電)10年 20─21bp
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[東京 17日 ロイター] 一般債市場では、ゼファー8882.T<0#8882=JFI>の国内
普通社債(SB)に売り気配が観測された。オファーは第3回SB(償還2010年6月)
で額面100円に対して45円。マーケットでは、日本格付研究所(JCR)が16日、
中期的な収益力が低下していることを理由にゼファーを格下げしたことから、信用力に対
する警戒が強まっている。クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、指標
となるiTraxxJapanシリーズ9ITXCK5JA=GFIのプレミアムが低下した。16
日の米国株式市場が地銀大手ウェルズ・ファーゴ(WFC.N: 株価, 企業情報, レポート)の底堅い決算で金融機関に対す
る信用不安が和らいだことから大幅高となったことに加え、米クレジット市場もタイト化
したことで、クレジットリスクを取る取引が日本のCDS市場でも優勢となった。
ゼファーのSBについて、ある銀行系証券のディーラーは「スルガコーポレーション
1880.T<0#1880=JFI>のSBがデフォルト(債務不履行)に陥って以降、格付けの低い不
動産・建設セクターの信用力に対する警戒が急速に強まった。今回のゼファーの格下げで
低格付けのSBに売り圧力がさらに強まっている」と述べた。JCRは、ゼファーの長期
優先債務格付けをBB─からB+に、債券格付けをB+からBに引き下げ、ネガティブで
クレジットモニターを継続した。
神戸製鋼所(5406.T: 株価, ニュース, レポート)<0#5406=JFI>は17日、期間6年、発行額100億円、利率
1.63%、スプレッド13ベーシスポイント(bp)程度でSBの利率など発行条件を
決定した。格付けはA+(JCR)。スプレッドについて、ある投信投資顧問の運用担当
者は「格付けからみて妥当な水準」と指摘。マーケットでは、スムーズに販売されたとの
見方が出ている。
牧野フライス製作所(6135.T: 株価, ニュース, レポート)<0#6135=JFI>、双日(2768.T: 株価, ニュース, レポート)<0#2768=JFI>は18日にも起
債する見通し。牧野フライス製作所は期間5年・発行予定額100億円、双日は4年・
100億円。投資家に向けて17日実施されているマーケティングのスプレッド・レンジ
は牧野フライス製作所がLIBOR(ロンドン銀行間貸出金利)に対して25─26bp、
双日が63─64bpを上乗せした水準となっている。地方債では名古屋市<0#0151=JFI>
が18日、5年・100億円で起債する予定。
CDS市場では、指標となるiTraxxJapanシリーズ9のプレミアムが低下し
た。プレミアムは17日、前日から7bp程度低下の133bpで取引される局面があっ
た。プレミアムの低下について、ある外資系証券のクレジットアナリストは「16日の米
国株式市場がウェルズ・ファーゴの底堅い決算で金融機関に対する信用不安が和らいだこ
とから大幅高となったことに加え、米クレジット市場もタイト化したことでクレジットリ
スクを取る取引が優勢となった」と述べた。米株高や原油価格の下落を好感し17日の東
京株式市場で日経平均.N225が続伸したこともプレミアムの低下要因となった。
個別では、JT(2914.T: 株価, ニュース, レポート)<0#2914=JFI>の4年が55bpと52bp、三井物産(8031.T: 株価, ニュース, レポート)
<0#8031=JFI>が37bpとタイトな水準で取引された。丸井グループ(8252.T: 株価, ニュース, レポート)
<0#8252=JFI>は65bp、東京海上日動火災保険<0#8751=JFI>は50bpと横ばい圏での
取引。武富士(8564.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8564=JFI>は16日から25bpワイドの660bpで取引され
た。オリックス(8591.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8591=JFI>の1年は140bp、太平洋セメント(5233.T: 株価, ニュース, レポート)
<0#5233=JFI>は170bp、住友商事(8053.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8053=JFI>の3年は64bp、損保ジャ
パン(8755.T: 株価, ニュース, レポート)が67bp、あいおい損害保険(8761.T: 株価, ニュース, レポート)が95bpと96bp、武富士の3
年は705bp、アコム(8572.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8572=JFI>の1年が215bpと230bpでの取引。
気配は、アイフル(8515.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8515=JFI>が715─780bp、アコムが265─
280bp、ドル建て劣後で三井住友銀行<0#8412=JFI>と三菱東京UFJ銀行
<0#8315=JFI>が各120─145bp、みずほコーポレート銀行<0#8310=JFI>が130─
160bpとなった。
<CP発行市場>
CP市場の発行総額は3400億円程度となった。発行レートは小幅上昇。a1+格の
その他金融・130億円(8月中旬期日、0.656%近辺)、a1+格の別のその他金
融・100億円(9月下旬期日、0.66%割れ)、a1+格の商社・200億円超
(10月中旬期日、0.697%近辺)などの発行が観測されている。
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経済の成長戦略を示せるかが鍵
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