UPDATE2: 富士通<6702.T>、独SAPとアジアでの協業拡大を検討

2008年 08月 5日 17:45 JST
 
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 [東京 5日 ロイター] 富士通(6702.T: 株価, ニュース, レポート)の野副州旦社長は5日、経営方針説明会の席上で、独SAP(SAPG.DE: 株価, 企業情報, レポート)と中国、韓国などアジアで協業拡大を検討していることを明らかにした。海外事業拡大策の一環と位置づけている。

 富士通とSAPは、日本市場で企業向け基幹システムで協業関係にある。野副社長は「日本市場だけでなく、韓国などアジア向けでもできないかとの提案があった」と述べ、SAPと協業拡大に向けた協議を進めていることを明らかにした。そのうえで野副社長は「欧米は無理かもしれないが、アジアや中国では十分に可能性があると思う。海外展開を視野に入れたグローバルパートナーシップを追求していける申し入れだと理解している」とした。

 野副社長は、海外パートナー全般との関係について「グローバルを前提として新しい協業のあり方を検討していきたい」と述べ、米シスコシステムズ(CSCO.O: 株価, 企業情報, レポート)など、SAP以外の企業からも協業拡大など打診を受けていることも明らかにした。ただ、詳細な協議内容や進ちょく具合への言及は避けた。

 同社は09年度までの中期経営計画で、海外事業の強化を通じて、海外売上高比率を40%超に高める方針を示している(07年度実績は36%)。

 

 <海外展開では「携帯に期待」>

 

 野副社長は、PCと携帯電話が07年度に営業利益で約600億円を計上したと説明し、海外事業強化の上で「プロダクトベースではPCや携帯電話が非常に武器になる」と強調した。ただ、PCは競争が激しくなるとし「携帯への期待が非常に大きい」との認識を示した。

 野副社長は携帯事業でのNTTドコモへの依存度が高いとし、海外展開でも「携帯はドコモと一緒にやっていくことに大きな意義がある。ドコモといろいろな検討を重ねたうえで、どういったことがベストか決める」と述べた。「3.9世代」とされる次世代の携帯電話規格「LTE」の海外展開については「携帯(端末)とLTE用基地局の抱き合わせで行くと思う」とした。

 一部プロジェクトで不採算損失を生じたサービス子会社の富士通サービスについては「底力がある。手当を打った成果が2008年度に十分に反映される。営業損益は大きく改善する」(野副社長)とした。

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 (ロイター日本語ニュース、平田紀之 記者)

 
 

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