UPDATE1: 野村HD<8604.T>、リーマンの欧州部門買収で基本合意
[東京 23日 ロイター] 野村ホールディングス(8604.T: 株価, ニュース, レポート)は23日、経営破たんした米リーマン・ブラザーズ(LEHMQ.PK: 株価, 企業情報, レポート)の欧州・中東地域の株式・投資銀行部門を買収することで基本合意したと発表した。アジア部門の買収に続き、欧州・中東部門を手に入れることで、海外の基盤強化につなげる。
野村が買収するのは、欧州・中東地域の株式と投資銀行部門。リーマンは同地域で約6000人の従業員を抱えるが、野村はこのうち約2500人の雇用を引き継ぐ。リーマンの債券部門は買収後の効果が小さいとの判断から、買収の対象としなかった。22日正式発表となったアジア部門の買収と同様、リーマンのトレーディングに関連する資産や負債も買い取らない。買収金額は開示されていない。
リーマンは英国、オランダ、ドイツ、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)など10カ国で欧州・中東業務を展開している。一方、野村もロンドンを中心に欧州・中東で株式や債券の引き受け、トレーディングのほか投資銀行業務を約2000人体制で行っている。リーマンの業務を買収して引き継ぐことで、欧州・中東のマンパワーは倍増する。
経営破たんしたリーマンは地域ごとに事業売却を進めてきた。アジアの債券、株式、投資銀行の3部門は22日、野村が買収することで基本合意したほか、北米は英銀大手のバークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)が買収で合意。これにより破たんから約1週間のスピードで、リーマンの主要事業の売却にメドがついた。
記事中の企業の関連情報は、各コードをダブルクリックしてご覧ください。
(ロイターニュース 江本 恵美記者)
© Thomson Reuters 2012 All rights reserved.


ソーシャルメディア特集
欧州債務危機
拡大する反政府デモ