UPDATE2: 海外投資家と組み、不動産向け投資を数千億円規模で実施したい=オリックス社長

2009年 04月 1日 17:02 JST
 
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 *本文の内容を追加して、再構成しました。

 [東京 1日 ロイター] オリックス(8591.T: 株価, ニュース, レポート)の梁瀬行雄社長は1日、ロイターとのインタビューで、不動産事業は引き続き中核を担うとした上で、金融危機の影響で値下がりが著しい不動産などを対象に今後数千億円規模の投資を実施していく方針を明らかにした。さらに、足元の資金繰りに問題はないと強調。有利子負債の削減にも取り組み、2009年3月末の資産8兆3000億円を1年間で5000億円削減させるとした。

 <09年度の収益の柱はリース、不動産、リテール金融>

 梁瀬社長は、6つの事業領域のうち2009年度の収益の柱は、1)自動車リースなどのメンテナンスリース、2)オリックス不動産が中心に展開する不動産事業、3)カードローンなどのリテール金融事業―と説明。不動産向けのノンリコース・ローンを手掛ける法人金融部門は貸し倒れが高止まりすると予想しており、投資銀行部門と並んで収益環境は厳しいとの見方を示した。

 梁瀬社長は、ファイナンス機能も持ち自前で展開する不動産部門は引き続き同社の主力を担うとした上で「国内の不動産市場は相当に値下がりしている。1000億円単位の投資機会がある。優良案件を絞り込み、海外の投資家と組んで投資したい」と語った。投資対象には事業会社なども含まれるとした。現在、海外の有力投資家と接触し、共同投資家を探していることを明らかにした。

 09年3月期業績予想は連結当期利益150億円を見込むが、「黒字は確保した」とコメント。10年3月期は税引き前利益500―600億円の予想を開示しており、「保守的な数字で実現可能性は高い」と語った。

 <3月末のCPの発行残高は2000億円超>

 08年度には約7000億円の資産を削減したが、梁瀬社長は今年度もさらに資産圧縮を進める方針を表明。不動産関連融資などの残高圧縮などで資産を5000億円減らすとともに、有利子負債残高5兆8000億円を2000―3000億円減らす見込みとした。

 一時期6000億円以上あったCPの発行残高は3月末までに2千数百億円となっていることを明かした上で、資金繰りには問題がないと強調。「3カ月ごとに見直していくが、新年度も常に2千数百億円を維持する」と説明した。

 <オリックス信託銀行を強化、銀行買収も選択肢の一つ>

 一方で、グループの資金調達機能を高めるため、オリックス信託銀行を強化する。現在は総資産約6500億円だが、数千億円規模で資産の拡大を図る。預金による調達を増やすとともに、今後は企業向け貸出業務に力を入れる。梁瀬社長は、規模拡大のために「銀行を買うのも選択肢の一つ」とした。また「これまでの住宅ローンのビジネスから企業向け融資にギアチェンジする」とし、特に国のセーフティーネットが敷かれてない資本金1億円以上の企業に対する融資を増やす。

 <大京(8840.T: 株価, ニュース, レポート)とジョイント・コーポレーション8874.Tは価値向上させる>

 グループ傘下にある大京とジョイント・コーポレーションについては「前期の減損の大きな要因になったが、2社には経営陣を送っており、バリューアップに努める」と強調した。2社にオリックス不動産を加えた3社で相乗効果を出せるようにするという。

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 (ロイター・ニュース 布施太郎記者 ネイサン・レイン記者)

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