UPDATE2: ホンダ<7267.T>とGSユアサ<6674.T>がHV車用電池を量産、年20─30万台
[福知山市(京都) 21日 ロイター] ホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)とジーエス・ユアサ コーポレーション(6674.T: 株価, ニュース, レポート)は21日、京都府福知山市に着工した新工場で、ハイブリッド車用リチウムイオン電池を2010年秋ごろから年20万─30万台規模で量産すると発表した。
ホンダは現行のニッケル水素電池よりも高性能のリチウムイオン電池を搭載することで、ハイブリッド車の品質向上を狙う。GSユアサは三菱自動車工業(7211.T: 株価, ニュース, レポート)に加えてホンダとも組み、拡大する環境対応車向け電池の需要を確実に取り込む。
<「シビックハイブリッド」からの搭載が有力>
投資額は250億円。ホンダは2011年ごろに全面改良する「シビックハイブリッド」から新しい電池を搭載するとみられる。来年投入するスポーツタイプのハイブリッド車には、従来のニッケル水素電池を載せるという。
ホンダは2010年代の早期に総販売台数の1割をハイブリッド車にする方針を打ち出しているが、会見した福井威夫社長は「ハイブリッド車の比重が高まっている」と発言。すでに投入計画を公表しているスポーツタイプの「CR─Z」、新型「シビックハイブリッド」、「フィット」のハイブリッド版以外にもモデルを追加する可能性を示唆した。ミニバンタイプのハイブリッド車が有力とみられる。
一方のGSユアサは、三菱自動車と手がける電気自動車用のリチウムイオン電池に加え、ハイブリッド車用の電池も扱うことになり、製品の幅が広がる。ホンダと共同開発した電池を他の自動車メーカーに販売することも検討する。ただ、共同出資会社を設立する形で電池を開発・生産するのは、人材や資金など現状の経営資源を考慮し、当面はホンダと三菱自動車に限定する。
このほか会見では、福井社長が米国市場の動向に言及。「4月に入って何とか底を打ってきたような気がする」と述べた。米調査会社オートデータによると、ホンダの北米在庫は90日を上回るが、福井社長は「あと1、2カ月で適正水準に戻りそうだ」と語った。北米におけるホンダの適正在庫日数は60日程度とされる。
<相次ぐ自動車と電機メーカーの提携>
ホンダが2月に発売したハイブリッド車「インサイト」と、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)が5月に発売する新型「プリウス」は、どちらもニッケル水素電池を搭載。リチウムイオン電池はよりエネルギー効率が高く、家庭で充電可能なプラグインハイブリッド車や、電気自動車への搭載が期待されている。トヨタはパナソニック(6752.T: 株価, ニュース, レポート)と、三菱自動車はGSユアサと量産化を準備。日産自動車(7201.T: 株価, ニュース, レポート)もNEC(6701.T: 株価, ニュース, レポート)と提携している。
ホンダとGSユアサは昨年12月、ハイブリッド車用リチウムイオン電池の開発と生産で提携した。4月1日に共同出資会社「ブルーエナジー」(京都府京都市)を設立し、GSユアサの長田野事業所(京都府福知山市)内に工場を建設することを決定していた。
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(ロイターニュース 久保 信博記者)
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