5月の新規投信設定額は3432億円、大型設定相次ぎ07年11月以来の高水準に
[東京 1日 ロイター] トムソン・ロイター傘下の投信情報サービス会社リッパー
によると、5月に新規設定された公募投信は計29本、設定金額は3432億0800万
円となった。本数は前月より9本減ったが、大型設定が相次いだため設定金額は前月比約
2倍に膨らみ、月次としては07年11月の約4149億円以来の高水準となった。
5月は、世界の半導体関連銘柄や金融関連銘柄に投資する株式ファンドが多額の資金を
集めた。「内外で株価が回復傾向をみせるなどマーケットがやや落ち着きを取り戻してい
るため、個人投資家の間でリスク投資を再開する動きが広がってきた」(大手証券)とい
う。ただ「銀行の窓販ではまだ目立った動きがみられないほか、既存ファンドのなかで解
約が続いているものも多く、新規設定ファンドへの流入規模と個人投資家全体の動きは必
ずしも一致しない」(同証券)との見方もある。
5月の新規ファンドで設定額が最大だったのは野村アセットマネジメントが27日に設
定した単位型の「野村グローバル半導体株0905」(販売は野村証券)で約876億
4500万円、2位はDIAMアセットマネジメントが同日設定した「DIAM先進国金
融株投信0905」(販売は野村証券)で約782億1800万円だった。個別ファンド
の当初設定額としては、野村アセットが3月に設定した「野村新中国株投資」(販売は野
村証券)が約577億円で今年のトップだったが、5月設定の上位2本はともにこれを上
回った。
5月の設定額3位は野村アセットが27日に設定した「野村新米国ハイ・イールド債券
投信(通貨選択型)」シリーズ(販売は野村証券)の「ブラジルレアルコース(毎月分配
型)」で477億9400万円。同シリーズは、野村アセットが今年1月に設定して人気
を集めた「野村米国ハイ・イールド債券投信(通貨選択型)」の第2弾で、11本で構成
するシリーズ全体で654億円強を集めた。
このほか、国際投信投資顧問の「アジア優良株オープン」(販売は三菱UFJ証券)や
大和住銀投信投資顧問の「日本再始動ファンド」(販売は大和証券)など、設定時に
100億円以上集めたファンドは7本となり、前月の4本を上回った。大型設定となった
ファンドは証券会社が販売したものばかりで、特に野村証券の販売力が目立った。
直近の各月設定状況は以下のとおり。
2009年 7月 4本 (6月1日現在、設定上限 2150億1000万円)
6月 33本 (6月1日現在、設定上限 1兆6530億2000万円)
5月 29本 3432億0800万円
4月 38本 1772億0000万円
3月 30本 1666億3900万円
2月 22本 486億7500万円
1月 45本 1949億7000万円
2008年12月 30本 643億2500万円
11月 34本 479億2600万円
10月 35本 360億8000万円
9月 43本 1416億3600万円
8月 33本 1907億3200万円
7月 63本 3384億2300万円
6月 40本 1679億9100万円
5月 26本 2479億9700万円
4月 30本 1547億7900万円
3月 96本 2567億7500万円
2月 35本 1024億7200万円
1月 30本 1804億7100万円
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(ロイター日本語ニュース 大林優香記者)
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