10月の国内投信は4993億円の流入超、流入額トップは「不動産型北米」分類

2009年 11月 9日 12:33 JST
 
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 [東京 9日 ロイター] トムソン・ロイター傘下の投信情報サービス会社リッパーによると、10月の国内追加型株式投資信託(ETFを除く)の純流出入額(設定額から解約額と償還額を引いたもの)はプラス4993億円(推計値)となり、前月のプラス5640億円(確定値)に続き、8カ月連続の流入超となった。新規ファンドの大型設定などを支えに、月次としては今年2番目の流入額を記録した。

 ETFを含めた資金フローもプラス4371億円となり、前月のプラス6852億円に続き、8カ月連続の流入超となった。「毎月分配型ファンドの人気が根強く、順調な資金流入が続いた。ただ、株式投信についてはまだ本格的な回復基調に至ったとは言えない」(大手証券)とみる向きもいる。

 

 <純流入額トップは「不動産型北米」分類>

 

 11月5日付のリッパー・データ・リポートによると、リッパー分類別(ETFを除く)で10月の純流入額が最大だったのは「不動産型北米」で2323億円。野村アセットマネジメントが10月に設定した「野村北米REIT投信(通貨選択型」のブラジルレアルコースへの流入がけん引した。2位は「債券型エマージングその他」で1444億円。3位は「債券型グローバル」の984億円だった。三井住友アセットマネジメントが10月末に設定した「SMBC・日興ニューワールド債券ファンド」シリーズへの流入が支えた。前月まで2カ月連続でトップだった「不動産型グローバル」は5位だった。

 一方、純流出額が最大だったのは「ミックスアセットその他安定型」で584億円。22カ月連続の流出超となった。2位は「株式型エマージングマーケットグローバル」で441億円。3位は「債券型米ドルハイイールド」で396億円の流出超だった。リッパーによると、野村アセットが1月と5月に設定した米高利回り債に投資するファンドシリーズからの流出が響き、同分類は昨年12月以来10カ月ぶりに流出超に転じた。

 このほか「ミックスアセットそのバランス型」と、株式の組入比率が高い「ミックスアセットその他積極型」がともに23カ月連続の流出超を記録。「債券型グローバル短期債」も11カ月連続、「株式型日本株」も5カ月連続の流出超となった。

  

 <大型ファンドからの資金流出は止まらず>

 

 個別ファンド(ETFを除く)の純流入額トップは、「野村北米REIT投信(ブラジルレアルコース)<毎月分配型>」62007294JP.LPで1901億円。2位は「SMBC・日興ニューワールド債券ファンド(ブラジルレアル)」62007329JP.LPで956億円、3位はHSBC投信の「HSBCブラジルオープン」62005505JP.LPの694億円だった。

 一方、純流出額トップは、大和証券投資信託委託の「ダイワ世界債券ファンド(毎月分配型)」62005338JP.LPで555億円、2位は野村アセットの「野村米国ハイ・イールド債券投信(ブラジルレアルコース)毎月分配型」62006928JP.LPで485億円。3位は国際投信投資顧問の「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」62002137JP.LPで301億円だった。

 このほか、ピクテ投信投資顧問の「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」62004937JP.LP、大和投信の「ダイワグローバル債券ファンド(毎月分配型)」62004375JP.LP、野村アセットの「マイストーリー分配型(年6回)Bコース」62005038JP.LPなど大型ファンドからの資金流出も止まらなかった。

 

リッパー・データ・リポートに関してはリッパー・ジャパン(電話:0120-996-860)までお問い合わせください。

 
 

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