マケイン・オバマ米大統領候補、金融混乱を受けて規制改革を目指す

2008年 09月 18日 13:48 JST
 
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 [レークオリオン(ミシガン) 17日 ロイター] 米政府による米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)(AIG.N: 株価, 企業情報, レポート)の救済発表後も金融市場の混乱が続くなか、大統領選の共和党候補マケイン上院議員は17日、「米金融界のカジノ文化」の終結を呼びかけた一方、民主党候補のオバマ上院議員は、一般市民の保護を訴えた。

 大恐慌以来最悪の金融混乱を受けて、経済が米大統領選の重要な争点となっている。

 マケイン氏は長く金融規制緩和を支持してきたが、いまはオバマ氏と共に、新たな金融規制の導入を目指す。

 両氏のコメントは、連邦準備理事会(FRB)がAIGを事実上管理下に置いたことを受けて出された。米住宅ローン価値の下落をめぐる一連の危機で、米政府による大規模救済は4社目。

 マケイン氏は「こうした救済措置の原因は、規制の機能不全、無謀なマネジメント、米金融界のカジノ文化であり、それにより米国で最も重要な企業のひとつが立ち行かなくなった」と述べた。

 「われわれに必要なのは、強力で効果的な規制、雇用を創出する経済成長への回帰、さらに倫理に加え、企業と米国間の社会契約の回復である」とも述べた。

 一方、ネバダ州エルコで1800人余りの支持者を前に演説したオバマ氏は、経済の立て直しについて2分を割き、「市民の投資と年金を保護するための真の規制による、米金融界の『何でも許される』文化」の終結を呼びかけた。

 同氏はマケイン氏を規制支持派への転向者と表現し、マケイン氏の経済についての発言を間違いとして批判した。

 「15日の危機に対する彼の最初の反応は、すでに大統領選で何度も何度も話してきたせりふ『米経済のファンダメンタルズは底堅い』を立ち上がって繰り返すことだった」とし、この日のニューヨーク株式市場が実際は急落し、7年ぶりの下落率だったことを指摘した。

 オバマ氏は、マケイン氏の16日の演説に触れて「マケイン氏は、もし自分が大統領になれば、ワシントンで『同窓会』を開くと本当に話した。同窓会? マケイン陣営では、これをスタッフ・ミーティングと呼ぶそうだ」と述べた。

 両候補ともAIGの救済の支持には消極的だ。

 マケイン氏は米ABCの番組で「救済自体は望んでいなかった」としつつも「(救済前には)文字通り数百万人の国民の退職金、投資、保険が危機にさらされていた。金銭欲、行き過ぎた行為、汚職のために彼らの人生が破滅させられようとしていた」と付け足した。

 オバマ氏は救済措置について「過去8年間の誤った経済哲学への最終裁決」と言及した。また、その後のエルコでの演説で、危機の拡大を防ぐためにFRBは行動しなければなかったと述べた。

 マケイン氏は、ミシガン州レークオリオンでオバマ氏の経済政策を批判し、「今こそ経済を成長させるとき。私の計画がこれを実現させる。オバマ氏の計画では無理だ。オバマ氏は増税による逆効果を恐れて経済政策を遅らせる可能性を示唆している。これは間違いだ」と述べた。

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