UPDATE1: ECBは予想下回る25bpの利下げ、さらなる利下げや追加の「非標準的」措置に含み
[フランクフルト 2日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)は2日、主要政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ、1.25%にすると発表した。これは大方の市場予想だった50bpを下回る利下げ幅だったが、トリシェ総裁は理事会後の記者会見で、さらなる利下げ余地があるとの考えを示した。
トリシェ総裁はまた、5月の次回理事会では追加的な「非標準的措置」を取るかどうか決定すると表明。今回の利下げは深刻な景気下降局面にあるユーロ圏の物価安定の維持につながる、との認識を示した。
1.25%が政策金利の下限になるのかとの質問に対しては「非常に率直に言えば、主要政策金利に関しては下限ではない。現在の水準から非常に緩やかな方法で(利下げを)行う可能性は否定しない」と答えた。
そのうえで「ユーロ圏を含む世界経済は深刻な下降局面にある。世界やユーロ圏の需要は2009年いっぱい非常に弱い状態が続き、緩やかに回復するのは2010年になるだろう」と語った。
ECBはこの日、市場金利の下限としている預金金利も25bp引き下げ0.25%としたが、ECBは市場金利がゼロ%に低下するのは避けたいと考えており、トリシェ総裁も預金金利をさらに引き下げる可能性は否定した。
ECBが利下げ幅を25bpにとどめたことについて、ドレスナー・クラインオートのエコノミスト、ライナー・ギュンターマン氏は「予想外だった。妥協の産物のように見える。ECBが厳然とした対応をとらなかったことに失望している」と述べた。
一方、フォルティスのストラテジスト、フィリペ・ギジェルス氏は「25bpの利下げは、彼らが切羽詰ってはいなかったことを意味している」との見方を示した。
エコノミストは、ECBが米連邦準備理事会などのように量的緩和を通じてマネーサプライの拡大策を実施するかどうか注目していたが、トリシェ総裁は「さらなる非標準的措置については理事会が決定する。詳細は次回に決定する」と述べ、5月の理事会で何らかの措置を講じる可能性をほのめかした。
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