UPDATE1: 蘭ING最大で80億ユーロの非中核事業を売却、欧州銀行業務に集中へ
[アムステルダム 9日 ロイター] オランダの金融大手INGグループ(ING.AS: 株価, 企業情報, レポート)は9日経営戦略を発表し、最大で80億ユーロ(106億ドル)の非中核事業を売却し、欧州の銀行業務に経営資源を集中する方針を示した。
売却を検討する60億─80億ユーロ相当の非中核事業は、数にして10─15件になる。
INGは2008年に赤字に転落。同年10月にはオランダ政府から総額100億ユーロの資本注入を受けた。同社は当初、売却する事業の規模は20億─30億ユーロとしていた。すでにINGカナダIIC.TOの持ち株などを売却している。
INGは、資産規模でオランダ最大の銀行・保険グループ。英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)(RBS.L: 株価, 企業情報, レポート)、米シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)など他の国際的な金融機関も信用危機による打撃を受け、公的資金の注入を受けた上で事業縮小を図っている。
INGのホメン最高経営責任者(CEO)は記者団に対し「先ずこの危機を乗り切ることに注力するが、危機を乗り越えた後、主導権を発揮することができる市場で良い位置を占めるために準備もしておく」と述べた。
具体的には、ウクライナの個人向け銀行業務を縮小し、日本と中国の生命保険業務を見直す。一方、ポーランド、ルーマニア、トルコでの事業を強化する。
また、ネット銀行業務を展開するINGダイレクトは継続する。ホメンCEOは、INGダイレクトの米国とドイツの業務は、INGの成長戦略の中核の一部であるとしている。
不動産部門は2つに分割し、不動産投資業務を国際資産運用部門と統合する。
INGの業績についてホメンCEOは、第1・四半期の業績は2008年第4・四半期と比較して「格段に良かった」と述べた。ただ第1・四半期に黒字転換したかについては言及しなかった。INGは昨年第4・四半期に37億ユーロの赤字を計上している。
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