ソニーの4―6月は営業減益、原価率悪化や持ち分法利益が減少
[東京 29日 ロイター] ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)は29日、2008年4―6月の営業利益(米国会計基準)が前年同期比39.5%減の734億円になったと発表した。価格競争の激化による原価率の悪化や持ち分法投資利益の減少などで利益が圧迫された。
主力のエレクトロニクス分野は、液晶テレビが販売増とともに損失幅を縮小させたが、デジカメやビデオカメラなどの価格競争激化で原価率が悪化。営業利益に含めて表示するソニー・エリクソンの持ち分法投資利益も減少した。映画分野は、劇場興行収入の減少や広告宣伝費の増加で営業赤字となった。ゲーム分野は、ゲーム機「PS3」や「PSP」の販売拡大で黒字転換した。連結営業利益の通期予想に対する進ちょく率は15.6%となっている。
ただ、同社の原直史コーポレート・ エグゼクティブ SVPは記者団に対し、4―6月期の実績について「当初見込みを上回った」と語った。当初から、商品の端境期に当たるとして減益を予想していたという。
2009年3月期の営業利益予想は、前年比約1%減の4700億円に下方修正した。同社は従来、09年3月期の営業利益予想を4500億円としていた。しかし、持ち分法による投資損益を営業利益の一部として報告することに変更。組み替え再表示した従来予想5200億円に比べると、9.6%の下方修正となる。
ドルとユーロが想定レートに対して円安だったほか、ゲーム分野の業績が好調だったが、ソニー・エリクソンなどによる持ち分法投資利益の見込みについて当初の700億円を100億円に下方修正したことが響く。また、エレクトロニクス分野に関する事業環境を慎重に見直した。
ただ、従来の表示方法では、期初見通し4500億円に対し、修正後の見通しは4600億円となり、上方修正になるという。
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