新生銀4―9月期は赤字転落、社長退任も発表
[東京 12日 ロイター] 新生銀行(8303.T: 株価, ニュース, レポート)は12日、2008年4―9月当期損益が192億円の赤字に転落したと発表した。前年同期は231億円の黒字だった。米リーマン・ブラザーズ破たんや欧州の証券投資で損失を計上したのが響いた。
業務粗利益は、前年同期比26.2%減の1023億円。実質業務純益は同58.3%減の255億円。個人部門の収益は増加し、実質業務純益は前年同期の59億円の赤字から74億円の黒字に回復。一方で、法人部門は同321億円の黒字から292億円の赤字に転落した。リーマン・ブラザーズの破綻で債券関連の損失84億円、欧州関連でアセットバック証券や投資などの損失156億円の計上が主因。そのほか、法人向けビジネス全体で不振だった。
クレジットコストは前年同期比109億円増え、416億円となった。リーマンの子会社向け貸出で186億円の引当や、欧州アセットバック投資でクレジットコスト65億円を計上した。
2009年3月期の当期利益予想は前年比80%減の120億円で据え置いた。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト3人の予測平均値113億円を5.8%上回っている。
また、12日付でティエリー・ポルテ社長が退任し、八城政基会長が社長を兼務するトップ人事も正式発表した。八城氏は同行社長・会長を務めたあと一線を退いていたが、今年6月に非常勤の取締役会長に復帰したばかりで異例の人事となった。
(ロイター日本語ニュース 布施太郎記者)
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