2011年度の基礎的財政収支黒字化、困難になりつつある=財務次官
[東京 21日 ロイター] 財務省の杉本和行次官は21日午後の定例会見で、政府の財政健全化目標である国・地方を合わせた2011年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化について「ますます達成が困難になりつつあることは確かだ」と語った。
与謝野馨財務・金融・経済財政担当相は20日の参院予算委員会で、プライマリーバランス目標は「もはや到達できない」と明言。政府は新たな財政健全化目標の策定に向けて検討に入っており、6月にとりまとめる「骨太の方針」に反映させる。
杉本次官は「具体的に中期的な(財政の)持続可能性確保をどのように考えていくか、骨太の方針に向けてこれから検討したい」とし、「財政規律の観点から景気回復を最優先としつつ、財政健全化に取り組むことが重要」と語った。
また、新型インフルエンザの感染が拡大している神戸市や大阪府、兵庫県から厚生労働省に対して財政支援の要請がきているが、杉本次官は「必要なものは09年度当初予算、09年度補正予算の予算執行で対応していくことになる」と指摘。
その上で、地方自治体向けとして09年度補正予算案に計上されている総額1兆円の「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」や特別交付税での対応を検討するとし、「なお対応が必要な場合は予備費の使用も検討する」と語った。
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