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米経済見通しのリスクバランス、「やや下振れ」=NY連銀総裁
2016年3月1日 / 04:51 / 2年前

米経済見通しのリスクバランス、「やや下振れ」=NY連銀総裁

[杭州(中国) 1日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は1日、自身の米経済見通しのリスクバランスが「やや下振れしつつある」との認識を示した。連邦準備理事会(FRB)による追加利上げが、同総裁らが示唆していた時期より遅れる可能性が出てきた。

 3月1日、米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、自身の米経済見通しへのリスクバランスが「やや下振れしつつある」との認識を示した。ニューヨークで昨年11月撮影(2016年 ロイター/Mike Segar)

中国人民銀行(中央銀行)とニューヨーク連銀が主催した中国・杭州の会議向けの講演原稿で述べた。

総裁は「現時点で、私の成長・インフレ見通しのリスクバランスがやや下振れしつつあるのではないかと判断している」と発言。

今年の米経済成長率が約2%になるとの予想は変えていないが、「全体として、以前よりもやや自信が持てなくなっている」と述べた。

総裁は、自身の見通しは以前からほとんど変わっていないとしながらも、金融市場の引き締まりが続けば「自分の見通しをさらに大幅に引き下げる可能性がある」と指摘した。

特に、市場動向や家計調査に反映されたインフレ期待の低下が懸念要因だと発言。これまでのところ低下幅は危険な水準ではないが、さらに低下が進めば、インフレを目標水準に戻すことがさらに難しくなるとの見方を示した。

特に、家計調査に反映されたインフレ期待の低下を重視しているという。

3月15―16日に予定されている次回の連邦公開市場委員会(FOMC)では、金利が据え置かれるとの見方が多い。

ダドリー総裁は講演後の質疑応答で、昨年12月の利上げには正当性があったと主張。ドルが比較的強かったことが総じて利上げの要因となったと述べる一方、FRBはドルの「目標水準」を持っていないとした。

さらに、ドルは最近数カ月にわたって「相当に」上昇したと指摘し、「その大部分は、わが国が経済サイクルおよび金融政策サイクルでどの位置にあるかを考慮すれば、正当化されるだろう」と述べた。

中国経済に関しては、投資や輸出主導の成長から消費主導への移行に言及し、同国政府は正しい方向へ進んでいると言明。「中国経済は巨大で複雑であるため、管理が難しいのは明白だ。途中で障害があっても驚くことではない。だが、この変化が制御可能であることを非常に楽観視している」と話した。

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