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オランダ下院選、勝者は意外にもキリスト教民主勢力か
2017年3月15日 / 02:59 / 7ヶ月前

オランダ下院選、勝者は意外にもキリスト教民主勢力か

[アムステルダム 14日 ロイター] - 15日に実施されるオランダ下院選では、ルッテ首相率いる中道右派の自由民主党(VVD)と、移民排斥や反欧州連合(EU)を主張するウィルダース党首の極右自由党(PVV)の対決が焦点となっている。だが世論調査では、キリスト教民主勢力(CDA)が着実に支持を伸ばして首位に迫る勢いだ。

 3月14日、15日に実施されるオランダ下院選では、ルッテ首相率いる中道右派の自由民主党(VVD)と、移民排斥や反欧州連合(EU)を主張するウィルダース党首の極右自由党(PVV)の対決が焦点となっている。だが世論調査では、キリスト教民主勢力(CDA)が着実に支持を伸ばして首位に迫る勢いだ。写真はCDAのシブランド・ブマ党首。アムステルダムで13日撮影(2017年 ロイター/Cris Toala Olivares)

VVDとPVVのいずれが第1党となる場合でも、CDAが次期連立政権に加わることは確実視されている。PVV以外の各党がPVVとの連立を拒否していることを踏まえると、CDAのシブランド・ブマ党首が首相に選ばれる可能性さえある。

最新の世論調査では、CDAの支持率はVVDより4%ポイント低く、PVVをわずか1%ポイント下回る。2月24日以降に行われた11回の世論調査で支持率が毎回上昇したのはCDAだけだった。下院150議席のうちCDAは20議席程度を確保する可能性がある。

オランダの主要政党

オランダの主要政党

ブマ党首はロイターに対し、選挙前の情勢では「ルッテ首相とウィルダース氏が対決する選挙になる」と伝えられていたと指摘。だが「わが党は毎日強くなっており、最大勢力になる可能性も現実味を帯びている。誰も予想しなかったことだ」と述べた。

──関連記事:オランダのパラドックス、豊かな国で極右政党優勢の理由

ブマ党首は移民に対してはルッテ首相と同様に厳しい姿勢を示しながら、地域社会の価値観に重点を置き、ナショナリズム的な主張を加えることで支持を伸ばしてきた。

ブマ氏は学校での国歌斉唱や地域奉仕活動の義務化を提案する一方、EUへの残留と統一通貨ユーロの使用継続を支持している。

ブマ氏はCDAにとって選挙戦は「経済問題よりもモラル問題に関する面がずっと大きい」と指摘。地域奉仕活動の義務化は若者が「自分にとって社会に何があるかだけでなく、自分が社会に何を還元できるか」を考えるのに役立つと説明した。

連立政権がいかなる組み合わせになろうとも、CDAが加わることで保守的な色合いが強まる一方、ブマ氏は宗教の自由を支持すると表明し、「それが大きな違いになる。PVVとは連立政権を組まない」と付け加えた。

投票時間は15日0630GMT(日本時間同日午後3時半)から2000GMT(同16日午前5時)まで。

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