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ユーロ圏インフレ、原油高で上振れリスク=ECB理事会メンバー
2016年12月13日 / 14:53 / 9ヶ月前

ユーロ圏インフレ、原油高で上振れリスク=ECB理事会メンバー

[タリン/ブラチスラバ 13日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバー2人は、主要産油国による協調減産を背景とする原油高で、ユーロ圏のインフレ率がECBの見通しを上回る可能性があるとの認識を示した。

予想以上のエネルギー価格上昇はECBにとっては痛し痒しだ。インフレの押し上げ要因となる一方、原油を差し引きで輸入するユーロ圏にとっては経済的な恩恵に乏しい。

ハンソン・エストニア中銀総裁は「(ECBの)予想は11月24日までのデータに基づくものであり、当然上振れリスクが高まった」と指摘。「(予想策定)以来、原油価格はかなり大幅に上昇した」とし、「現在分かっていることを踏まえると、インフレ見通しには上振れリスクがある」との見方を示した。

それ以降、主要産油国が減産で合意、北海ブレント先物LCOc1は14%値上がりし昨年半ば以来の高値に上昇した。市場の長期インフレ期待指標は1年ぶりの高水準となっている。

マクチ・スロバキア中銀総裁は、原油価格によりインフレに上振れリスクがあるとしたが、石油輸出国機構(OPEC)など主要産油国による協調減産がどの程度持続するのか不透明とした。

<資産買い入れ>

マクチ総裁は、ECBが月額の買い入れペースを800億ユーロから600億ユーロに減らす一方、来年末までの延長を決めたことについて、当面は十分との認識を示した。

総裁は会見で「フォワードガイダンスが機能し、ECBが予測可能であることを示すのに十分な期間だ。状況が変わり、必要に応じてテクニカルな調整を加えたとしても問題はない」と述べた。

その上で「必要であれば、われわれは月額800億ユーロの買い入れ規模に戻ることが可能だと示唆している」とした。

買い入れペースの減額をめぐっては、ECBが金融緩和スタンスを維持するとの確約を破ったとの批判も出ている。

これに対し、ハンソン総裁は「バランスシートが現在の水準まで膨らんでいる状況で、緩和策を維持するために規模を縮小することは、(緩和)スタンス維持と完全に整合する」と反論した。

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