UPDATE2: 3月の中国の輸出入は前年比減、政府は回復の兆候を指摘

2009年 04月 10日 18:47 JST
 
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 [北京 10日 ロイター] 中国税関当局は10日、3月の輸出が労働日数調整後で前月比32.8%増加したと発表した。

 輸入は労働日数調整後で前月比14.0%増加した。

 前年同月比では、輸出は17.1%、輸入は25.1%、それぞれ減少した。前年同月比での減少はともに5カ月連続となった。ただ、輸入は2月の25.7%減よりも改善した。

 3月の貿易収支は185億6000万ドルの黒字。エコノミスト予想は104億ドルの黒字で、2月は48億4000万ドルの黒字だった。

 政府はウェブサイトに掲載した声明で「全ての統計は、中国の対外貿易は3月に顕著に回復し始めたことを示している」との見解を示した。

 税関当局の発表内容は、同日新華社が伝えたものと一致した。

 

 政府に加え、エコノミストも、3月の統計を受けて、輸出入の減少が底打ちしつつある可能性を指摘している。

 渤海証券のアナリスト、Zhou Xi氏は3月の統計について「2月から改善した兆候を示している。ただ、中国の貿易セクターの最悪期が終わったというには時期尚早だ」と指摘。一方、経済全体が上向きつつあるなかで、追加景気対策の必要性はますます薄れている、とも述べた。

 シティグループ(上海)のエコノミスト、ケン・ペン氏は、米国の輸入が依然として大幅に減少している状況を背景に、中国の輸出が前年比ベースでさらに落ち込む可能性を指摘した。3月の中国の輸入が大幅に減少したことで内需の低迷が示された。

 ただ同氏は、輸入の落ち込みは政府の景気刺激策の効果が現れるにつれて和らぐとし、「景気低迷を示す新たな材料が出ない限り、市場は追加景気対策の発表を期待すべきではない」と述べた。

 一方、中国の貿易の回復が十分でないとする意見もある。

 中国交通銀行のエコノミスト、Liu Nenghua氏は、海外の銀行危機が再び悪化に向かい、消費と投資を冷え込ませるなか、今後の中国の輸出も再び悪化すると予測する。

 その上で、中国の追加景気策の可能性を排除できないとし、消費サイドに重点を置いた追加策の必要性に言及した。

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