UPDATE1: 2月米CPIは総合・コアとも前月比変わらず、エネルギー価格は下落
[ワシントン 14日 ロイター] 米労働省が14日発表した2月の米消費者物価指
数(CPI)統計は、総合指数、コア指数ともに前月比変わらずとなった。これまで上昇
が続きインフレ懸念が強まっていたことから、市場ではサプライズと受けとめられた。
エコノミスト予想は、総合指数が0.3%上昇、コア指数が0.2%上昇だった。
アナリストは、今回の内容がインフレ圧力の真の緩和を意味するかどうか疑問視してい
るものの、連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げの余地ができたとの見方を示した。
MKMパートナーズのエコノミスト、マイケル・ダルダ氏は「エネルギー価格が下落し
たが、これは明らかに偶然そうなっただけで、長続きしないだろう」と指摘。一部食品価
格が下落したが、これも続かないとみられると話した。
ガソリン小売価格は2月に鈍化したものの、その後急速に上昇しており、春までに1ガ
ロン=4ドルに上昇するともみられている。
JPモルガン・チェースの為替ストラテジスト、ケン・ランドン氏は「大きな下向きサ
プライズだ」とし「FRBの大幅利下げを一段と後押しする内容だ」と話した。
総合指数が前月比変わらずとなったのは、2007年8月以来。
2月のエネルギー価格は0.5%下落し、1月の0.7%上昇から大きく反転、前年
8月以来の下落となった。ガソリン価格は2%下落した。
前年比では2月の総合指数は4%上昇と、1月の4.3%上昇から伸びが鈍化し、前年
10月以来の小幅な伸びとなった。
統計の詳細は以下のとおり。
(CPI─U、1982-84=100、前月比は季節調整済み、前年比は季節調整前、%)
2月 1月 12月 前年2月比
全品目 UNCH 0.4 0.4 4.0
0.0259 0.3949
食品・エネルギーを除く(コア) UNCH 0.3 0.2 2.3
0.0402 0.3106
エネルギー -0.5 0.7 1.7 18.9
食品・飲料 0.4 0.7 0.1 4.5
食品 0.4 0.7 0.1 4.6
CPI─U(都市消費者、調整前) 211.693 211.080
住宅 0.2 0.2 0.3 2.8
家賃・宿泊費 UNCH 0.3 0.3 2.9
貸家家賃 0.2 0.3 0.4 3.7
帰属家賃(Y) 0.1 0.3 0.3 2.6
光熱費 1.3 UNCH 0.3 5.6
家庭用品・居住関連サービス UNCH 0.1 UNCH -0.6
被服 -0.3 0.4 0.1 -1.0
輸送 -0.7 0.5 1.0 9.0
新車/中古車 -0.2 -0.1 UNCH UNCH
新車 -0.3 -0.3 -0.1 -0.8
ガソリン -2.0 1.2 2.8 32.7
医療 0.1 0.5 0.3 4.5
処方薬 0.1 0.7 N/A 3.5
レクリエーション(V) 0.1 0.2 UNCH 1.1
教育/通信(V) 0.1 0.4 0.3 3.2
たばこ 0.4 1.1 0.8 4.8
商品(コモディティ) -0.2 0.5 0.5 5.3
サービス 0.2 0.3 0.3 3.2
航空運賃(調整前) -0.3 0.8 N/A 7.6
CPI―W UNCH 0.4 0.4 4.4
*Y:82年12月=100
*V:97年12月=100
*CPI─W:都市就業者消費者物価指数で、給与所得者・賃金労働者を対象とする物価
指数。
実質所得(%変化、インフレ・季節調整後)
2月 1月 前回 前年比
0.3 -0.5 -0.5 -0.8
エコノミスト予想(ロイター調査)
全品目 +0.3 pct
全品目(前年比) +4.3 pct
コア指数 +0.2 pct
コア指数(前年比) +2.4 pct
実質所得 -0.2 pct
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