景気に「少しは光が見えてきた」=経団連会長

2009年 04月 6日 18:57 JST
 
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 [東京 6日 ロイター] 日本経団連の御手洗冨士夫会長(キヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)会長)は6日の定例会見で、景気の現状について「少しは光が見えてきた」と指摘した。在庫調整の進展や円高の是正、最近の日米での株価の持ち直しなどがその要因としている。

 ただ、「これが景気回復を早めるかといえば、そんなことはない」とも語った。麻生太郎首相が同日、真水(財政支出)で10兆円を超える規模の追加景気対策を指示したことについて「真水では過去最大。非常に強力な追加予算になる」と期待感を示した。

 御手洗会長は、国内外の経済情勢について「あらゆる経済指標をみてもまだ景気後退といえる」と語った。一方で「米国の金融不安が落ち着きを取り戻した」と指摘。円高の是正や国内の株価がこのところ上昇している点については「これが続けば、ダメージを受けている日本の輸出企業には干天の慈雨になる」と述べた。企業業績回復のかぎを握る在庫調整の進展については「業種によって違いはあるが、かなり出来てきた」としている。

 ただ、同会長は、米国における企業業績・雇用の悪化や消費低迷を理由に「(国内外の経済が)すぐに回復に向かうとは思わない」と語った。景気が底打ちする時期については、「第3・四半期(7─9月期)から第4・四半期(10─12月期)を期待している」との従来と同様の見方を示した。

 国内での景気対策の規模拡大に伴い、公共事業の大幅な前倒しが見込まれる。その是非や効果について御手洗会長は「不要な道路工事や単なる雇用対策・地方対策でなく、所々で途切れている高速道路の整備など将来の観光開発につながる事業は大いにやるべき」と強調した。

 (ロイター日本語ニュース、浜田健太郎)

 
 
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