UPDATE1:変動利付債・物価連動債の2月発行見送りに向け最終調整=財務省
[東京 18日 ロイター] 財務省は、15年変動利付国債・10年物価連動国債の2月発行見送りに向けて最終調整に入る。14日に開催した国債市場特別参加者会合に続いて、18日の国債投資家懇談会でも発行見送りを求める声が相次いだためで、市況が回復しない中での発行は厳しいと判断した。
投資家懇では、変動利付債と物価連動債について、参加者した過半の投資家から2月発行を取り止めた方がいいとの意見が出された。米証券大手リーマン・ブラザーズ(LEHMQ.PK: 株価, 企業情報, レポート)破たん以降、金融・資本市場の混乱により、価格下落に歯止めがかからず、財務省は10月、物価連動債の12月発行見送りと、11月に予定していた変動利付国債の発行を09年2月に先送りするなどの措置を取った。
財務省では「国債市場特別参加者会合と国債投資家懇談会での議論で2月の発行が難しいとの意見が多かった」(幹部)とみている。さらに市況が回復しない中では、割高な資金調達を余儀なくされる可能性があるため、発行は難しいとの見方をしている。
もっとも、市場には流動性低下を危惧する声もある。特に物価連動債は「各国で発行されている国際的な商品で、かつ長期的にインフレ予想が出てくれば売れる商品。流動性を確保するという意味でも発行を続けた方がいいとの議論もあった」(吉野直行座長)。そのため、来年度の国債発行計画には計上するべきではないかと意見も出たという。
また、投資家懇では変動利付国債と物価連動国債の発行を取り止めた場合、その代替で発行する国債の年限についてヒアリングをした。投資家からは短期債から5年と、20年、30年、40年の超長期債にニーズがあるとの声があったほか、流動性供給入札に対する需要も聞かれた。
(ロイター日本語ニュース 星 裕康記者)
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