UPDATE2: 9月景気動向指数のCI一致指数は6カ月連続上昇、基調判断を上方修正
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[東京 6日 ロイター] 内閣府が6日発表した9月の景気動向指数CI(コンポジット・インデックス)速報によると、一致指数(2005年=100)は前月比1.3ポイント上昇した。一致指数が前月に比べて上昇するのは6カ月連続で、これは1999年11月から2000年4月以来。
内閣府は、CI一致指数の基調判断を「上方への局面変化を示している」に修正した。上方修正は4カ月ぶりで、この表現は昨年4月に統計の中心をCIに移行して以降初めてとなる。「局面変化」は、事後的に判定される景気の山・谷がそれ以前の数カ月にあった可能性が高いことを示す。内閣府は、5月から8月まで「下げ止まりを示している」との基調判断を示していた。
基調判断の上方修正に関連し、津村啓介内閣府政務官は「景気が上向いているというメッセージをこの統計自体は含んでいる」と述べた。その上で「政府の公式な景気判断は月例経済報告で一元的に行うため、その場での説明は、今月は特に丁寧に行っていく必要がある」と表明した。
9月の一致指数は92.5。前月比は8月(1.4ポイント上昇)よりも上昇幅が小幅に縮小したが、指数水準は3月(84.8)を底に昨年11月(93.2)以来の高い水準に戻している。所定外労働時間指数や鉱工業生産財出荷指数、投資財出荷指数などが押し上げ要因となった。
先行指数は前月比3.2ポイント上昇の86.4と、7カ月連続の上昇。前月比上昇幅は6月と並び過去最大となる。鉱工業生産財在庫率指数、最終需要財在庫率指数などがプラスに寄与した。
遅行指数は前月比0.3ポイント上昇の84.5と、2カ月連続で上昇したが、8月(1.3ポイント上昇)から上昇幅が縮小した。
第一生命経済研究所・主任エコノミストの新家義貴氏は、CI一致指数の基調判断について、10月分の前月比がわずかでも上昇した場合、「局面変化」から「改善」へとさらに上方修正されるとの見通しを示し、「CI一致指数の動きと強く連動する傾向のある鉱工業生産指数が、予測指数からみて10月も上昇する可能性が高いことを踏まえると、2カ月連続で基調判断の上方修正が行われる公算が大だろう」と指摘した。
内閣府の景気動向指数研究会は7月、CIによる景気の基調判断について区分けを見直すことで了承した。6月分から「改善」「足踏み」「局面変化」「悪化」「下げ止まり」との区分けで景気の基調を判断し、これまでの「明確」(「改善」および「悪化」)と「変化」(「弱含み」・「下げ止まり」および「局面変化」)の区分けを削除する。また、これまで表現として使用していた「弱含み」との文言は「足踏み」に変更するが、定義や基準は変更しない。今後基調判断が上方に向かう場合、「局面変化」を経てから「改善」という順序になるという。
内閣府は08年4月速報分から、景気動向指数の中心をこれまでのディフュージョン・インデックス(DI)からCIに移行した。
*内閣府の発表資料は以下のURLでご覧になれます。
(ロイター日本語ニュース 武田晃子記者)
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